今年に入ってから台風、大雨の影響による遅延や運転取りやめが増えてしまった阪神電車および山陽電車ですが、今回はここまでの振り返りも兼ねて各遅延の詳細や定期設定には存在しない行先についてまとめていきます。
おそらくですが、遅延が発生した時は次のダイヤ改正が来るまでこの傾向が主になるのではないかと思われます。
2018/7/29 台風12号による遅延
2018年7月29日、この前日の夜に台風が関西に最接近しその影響で朝から一部区間で運転を見合わせる事態となりました。
それからしばらくして運転が再開されることとなりますが、この時に初めて姿を現した設定がこちらです。
まさかの直通特急 板宿行きです。
今まで強風などで山陽電車の機能が停止した場合、大抵は東須磨までの運転になるのですが、これ以降、2016年ダイヤ改正で全列車通過になった影響なのか直通特急は東須磨まで行かず手前の板宿で打ち切りになるパターンが確立してしまったようです。
ただし放送パーツは持ち合わせていないようで、行き先を案内する部分だけ不自然な空白が目立つことになりました。
もちろん車両の方も側面、前面、幕式かLED表示かを問わず直通特急オンリーでした。
にしても何故東須磨まで運転させてくれなくなったのだろうか…
色々と謎が残る判断となりました。
ただ以前は須磨浦公園から塩屋で土砂崩壊が起こったのが原因なので全車山陽須磨までというのは妥当だったのですが、今回は阪神特急の場合須磨浦公園まで運転できたのでは?と思いましたね…(直通特急は通常は須磨浦公園に停まらないので仕方ない)
その部分を今後改善してもらいたいところです。
2018/9/4 台風21号襲来による順次運転取りやめ
続いては今年最も勢力の強い台風21号が関西を直撃する直前のお話です。
直通特急 東二見行きです。
なお放送について直通特急はほとんどの突発的な行先が全ての停車駅を読み上げる仕様になっているのですが東二見行きの場合、きちんと「板宿までの各駅」として案内していました。
これは山陽明石以遠の行先の場合だからそうなったのだろうか…
高砂行きの時もそうだったのでおそらく間違いないでしょう。
この後は全て先述の板宿行きとなり正午には直通特急も運転を見合わせました。
こちらも以前に定期設定がありましたが快速急行に取って代わられました。
新開地から運転されたのは定期設定以来ではないでしょうか。
車両についても高速神戸に入線した時点で対応済みでした。
幕式、LED表示共に完璧となっています。
まさか阪神アプリや今の放送形式でこの組み合わせが聴けるとは思ってなかったな…
もちろん今回が初の事例です。
果たして定期設定に復活することはあるだろうか…
・阪神御影行き
・尼崎始発の大阪難波行き、西九条行き
・大開臨時停車の直通特急
・神戸三宮3番線折り返し直通特急
・山陽明石行き
など普段なら決して見ることができない行先や設定が数多くあったようです。
特に最近は台風による遅延が多く支離滅裂な事態が至る所で見かけることが多くなっているようです。
これだから阪神電車の様子を見るのに飽きないんだよなぁ…
とはいえこのようにダイヤが乱れると頻繁に変則的なことが起こるので私のような変人を除いて是非とも注意してもらいたいものです。
以上、私が確認した阪神電車内の遅延ネタのご紹介でした。