Osaka Metroクリエイトのもののリメイクが神すぎる件

ずっと大切にしてきたものはいずれ傷んでしまうけれど…


壊れて使えなくなったり、古くて使わなくなったものを別のものに生まれ変わらせれば…


ずっと一緒にいられる。


そんな夢を創る素敵な場所が、再びものを大切にする心と魂を動かす。

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ということで、本日はOsaka Metroクリエイトについてその取り組みの素晴らしさと、購入したもののレビューをしていきます。

Osaka Metroクリエイトの概要


www.youtube.com

まず、Osaka Metroクリエイトについて説明すると、使わなくなった車両の部品をものづくりの事業者同士が集って新しいものに生まれ変わらせるという企画であり、廃車再生プロジェクトとも呼ばれています。

 

今まで車両の引退後は資源として再利用したり、部品をそのまま売るといった形をとっていましたが、それでもやっぱり「さよならなんて絶対に嫌!」という方や「電車の部品だけ集めるのはちょっと…」という方にとってはもどかしい状態となっていました。

 

そう言った方々にも電車の中にあるみんなの思い出をいつでも共有できるようにという思いから、このプロジェクトが始まったのです。


今回購入したのは廃車再生プロジェクト第2弾の商品である「turetette」で、電車の幌や吊り革が一つの鞄として生まれ変わったリメイク品となります。


恥ずかしながら、第1弾が開始した時点でこのプロジェクトのことを知らなかったのですが、途中で知ってからは2022年の中で最も素晴らしい取り組みと評価すると同時に第2弾が開始したらすぐに買おうと決意し、始まってすぐ当日に購入手続きするくらいには心が駆り立てられました。

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実際に鞄を使ってみたところ、私の想像してた2倍くらいは余裕で収納できます。


いつも持ち歩いているiPadスマホ、収録用道具と言った最低限持っていくものも入れられるため、これからは私の愛用の品として使っていきたいと思います。


そして、鞄と一緒に入っていたのが、こちらのクリアファイルとささやかなOsaka Metroからのメッセージ。

 

その内容をざっくり話すと「Osaka Metroクリエイトを使ってくれてありがとう。」という感謝の言葉と廃車となった御堂筋線10(A)系と廃車再生プロジェクトに対する思いが込められていました。

 

このメッセージを見た瞬間鳥肌が立ちました。まさしくOsaka Metroが今やっていることは、今までみんなが大切な思い出を乗せてきた車両を別のものに生まれ変わらせるリメイクであると。

 

ここまで語ってきて、Twitterを始めて3年間くらいまでの私のことを知っている人は何故、私がOsaka Metroクリエイトのことをここまで高く評価しているのかおそらくお分かりいただけているかと思います。

 

私の好きなアニメである「かみさまみならい ヒミツのここたま」も、ものを大切にすることで生まれる心を育み、日常にあるものから新しいものを作るところと完全に共通しているからです。

 

これはこじつけとかではなく本当の話です。それを今から説明します。

Osaka Metroクリエイトとここたまが掲げる想い

今回、turetetteを購入を購入したことで送られてきたメッセージやOsaka Metro公式動画で語られている内容はここたまの劇中でも共通して語られており、まず、Osaka Metroでは、10系の活躍の深さと、車両を使用したことで生まれた思い出や親しみについて語られています。

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そしてここたまは「ものを大切にしていると生まれる」という設定で、24話(ひきだしのなか)で、「どうしてものを大切にするのか」について焦点が当てられ、その答えがまさに「色んな思い出があるから」なんですよね。

 

それを前提に今回のOsaka Metroクリエイトの本筋と繋げていきますが、廃車再生プロジェクトはその名の通り、今までOsaka  Metro(旧大阪市営地下鉄時代から)で活躍し、古くなって使えなくなったり車両を新しく商品として再生するという取り組みです。

 

ここたまでもメトロの10系同様に「使えなくなってしまったもの」についてスポットが当てられた話があり、それが102話の「クルンとすてきなワンピース」です。

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当時の自分は、大阪環状線103系の引退とも重なって、使えなくなってしまったものは潔くさよならしないといけないし、悔やんでばかりいても仕方ないというメッセージの方を強く見ていましたが、それだけでなく、1番大事なのはその後の話です。

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この直後に、ここたまハウスは「家のもので出来ている」ことが語られていて、それも全部私たちが身の回りにあるものから作られています。(画像は102話に登場するハウスとは違いますが、どちらも「使えなくなったものが生まれ変わってできた」という点は共通です)

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今回購入したturetetteは先程も説明した通り、貫通幌や吊り革といった車両の中にある身近にあるものからできており、これこそまさに「ものを大切にするための活動」と言って然るべきでしょう。

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そこから、着れなくなったワンピースをリメイクするという発想に辿り着き、こうして作られたのが、「いつも一緒にいられるもの」としてポーチに生まれ変わることになります。

 

この流れこそがまさしくOsaka Metroクリエイトが掲げている「誰もが欲しくなるような日常的に使えて価値あるものを廃車から生み出したい」という想いと完全に一致しているのです。

 

こうして私はここたまを通じて「壊れて使えなくなったり、古くて使わなくなったものが別のものに生まれ変わる」ことの大切さをOsaka Metro公式が実際に行ったことで、改めて実感することができました。

 

私が最初にTwitterを始めたきっかけの一つがまさにこれであり、鉄道事業とここたまを結びつけ、ものを大切にしてほしいという想いから、展開終了までずっと両立して応援し続けていました。

この願いを叶えてくれたOsaka Metroに感謝すると同時に、私の想いが皆さんに伝わることを心から願っています。

 

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Osaka Metro クリエイトosakametro-shop.myshopify.com


今回紹介した商品はほんの一部でしたが、これ以外にも十人十色のクリエイターやものづくり事業がリメイクしたものが多数販売されています。

 

第1弾では即日完売した商品もあるので、欲しい方は早めに購入しましょう!

 

今後、これから引退する10A系の21~26編成や中央線20系でも廃車の部品を使った新たなリメイクが行われることを期待しています。

 

きっと、使い続けてきた車両も喜んでいると信じて、私もOsaka Metroクリエイトの活動を心から応援しています。

(C)BANDAI/TV TOKYO・ここたま製作委員会