山陽3000Fの団体ラストランを撮りに行ってきた

また鉄道の歴史に残る電車が消えました…

2017年の勤労感謝の日山陽3000系トップナンバー(以下3000F)は1964年から続けてきた役目を終えました。

今回は明石で撮影したその最期の姿をまとめていきたいと思います。

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山陽明石駅入線時の様子です。団体/明石の幕でその姿を現しました。
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当日のスケジュールがこちら。明石到着はこの通り10時7分でした。
停車時間は20分以上あったわけですが先頭は常に沢山の鉄道ファンで溢れかえっていました。

何故かと言うと…
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そう、山陽電車が積極的に行っている幕サービスでございます。
山陽明石駅ではこの-急行- 神戸、特急 姫路や普通 神戸と言った表示が見られました。
このサービスは走行中や他駅でも見られました。最後までその雄姿を見せる心意気は素晴らしいものです。

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姫路側、3600は明石到着後団体 東二見表示を出していました。
ヘッドマークについて神戸側は“さよなら”で姫路側は“ありがとう”でした。

やはりラストランはこの2つの気持ちが大事でしょうね。今までの感謝を持って見届けていくのが我々の役割ではないでしょうか。
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それぞれの団体表示です。
今回発車標で記録し、放送でも団体に対応していることを確認しましたが収録していません。
あらかじめご了承ください。

側面表示は常にこの団体表示でした。
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山陽3000Fは神戸高速線が開業する前からその姿で活躍しており、営業運転開始から一年して早くもローレル賞を受賞。様々な歴史をかいくぐりついに客を乗せ運ぶ仕事を終える時が来てしまいました…

これに限らずものは時間とともに傷んでしまうのです。寂しいですが長い間大切に使われていたことを心に留めて新たな未来に繋げていきましょう。

ありがとう。3000F。