阪神電車発車標の遅れ表示のヒミツ

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今回は阪神電車発車標に表示される遅れ表示について解説していきます。
阪神電車では発車時刻と交互に表示される仕組みになっています。

元々阪神電車には遅れ表示というものは実装されておらず当時は発車順がずれたりすると発車時刻の欄は空白になったりしていました。
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こんな感じでした。
その後駅名を正式名称で案内するようにシステムがマイナー更新された際、同時に遅れ表示が実装され遅延時に発車時刻が時々消えるという問題が解決されました。
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遅れは5分を越えた際に表示されます。
このように大ドットと小ドット、そして日本語英語の両方で表示可能で英語は○○min Delayとなっています。
JR西日本と違う点は○○minutes behindではない点や3分から表示ではない点でしょうか。
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なお、このような梅田終点や改札階の発車標でもこのように表示されます。
さらに遅れが広がっていくと10分までは1分ごとに小刻みで表示しますが遅れ10分を越えると15分, 20分, 25分, …と5分刻みで表示されていきます。120分を越えるまで1分刻みで超細かに知らせるJR西日本とはこれまた対極的です。
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今日の朝に阪神なんば線で遅延が発生した為本日25分の遅れが確認されました。
私は阪神電車でこれ以上の電車の遅れを見たことがございません…

何しろ阪神電車は人身事故なりで一度ダイヤが乱れると大抵遅れ表示云々の前に運転見合わせでシステムダウンすることが多いのです。

その為遅れ表示を見る条件としては電車の運転がシステム停止にならない程度にしばらく止まることです。

故に現状では遅れ表示の上限と言った情報が一切出回っていません。いつ見られるのやら…

また遅れ表示が出ている際は今回広告系、啓発系の表示や放送類が全ストップされていることも確認されました。
前に紹介した位置案内放送は先着案内が存在しなくなるのに対し遅れ表示は啓発がなくなると言う関係性も徐々に判明しつつあります。

ひとまず、次は30分の遅れが見られるまでしばらく調査は停滞しそうです。それが来年になるのはもう目に見えてる…

まあ阪神電車は滅多に遅れないのでそういったことでは素晴らしい優良企業だと言えますね。たまに遅延が発生した際の丁寧な対応もお見事です。

鉄道会社で遅れを知らせるのは今は他に先述のJR西日本やアプリを含めても近鉄くらいしかないのでもっと広まってほしい機能ではありますね~。(関東は知らん)
今後の展開にももしかしたら期待していいかもしれません。

それでは~