ここにある当駅どまりと回送の表示
実はこれ、同一電車なんです。
【京都河原町方面から】正雀駅 車両交換時放送まとめ〈阪急京都線〉
ということでこの記事では阪急京都線正雀駅の車両交換で流れる放送と手順を解説していきます。
1. 車庫から入線する❷号線の電車
まずは❷号線に車庫から新しく運行する車両が待機するわけですが、この時車庫は淡路方面ではなく京都河原町方面にあるため、放送は「京都河原町方面から」と川西能勢口の時と同じ案内がなされます。
もちろん、これは車両交換に限らず正雀駅始発の設定全てに適応されます。
早朝には❷号線からの大阪梅田行きもあるため、条件はかなり厳しいもののレア度はかなり高いです。
2. 正雀駅止まりの入線
この後に実質正雀行きともいえる車両交換で車庫に入る車両が着くわけですが、この時放送は通常の当駅止まりと全く同じ内容が流れます。
この当駅止まりが到着してすぐに❷号線の始発の高槻市行きは発車するわけですが、この時冒頭のように「当駅止まり」と「回送」の並びが見れる仕組みになっているのです。
この当駅止まりはしばらくするとそのままゆっくりホームから離れますが本線上でスイッチバックしてすぐに❷号線に戻ってきます。
3. ❷号線回送の入庫
こうしてスイッチバックして戻ってきた車両は一旦❷号線に入り車庫に入りますが、この時流れる放送がこれまた川西能勢口と同様「京都河原町方面から❷号線に回送車が到着します。」という内容になっているのです。
ちなみにどうやらこの案内は「黄色い点字ブロック」に案内が変わってから今に至るようで以前の資料を確認した際は当駅止まりの放送と同じ扱いになっていたようです。
どちらにしろ川西能勢口同様、阪急線内での駅放送の中ではかなり凝られた内容となっています。
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以上、正雀駅の車両交換の簡単な解説でした。
正雀の車両交換については他の主要駅でも案内されるほど重要なのでこのような特殊な案内が用意されているのはある意味当然ですが普通しか止まらない駅であるにも関わらず車庫があるほど優遇されているので正雀駅は他にもそこでしか聴けない案内があるかもしれません。
特に上述の正雀❷号線始発の大阪梅田行きや淡路方面からの回送については未調査のため、興味と時間に余裕があれば是非調査していただけると助かります。