2019年9月、大阪モノレールの駅放送が一新されていることを確認しました。
おそらく柴原阪大前駅の駅名改称に対応するためかと思われます。(柴原行きは理論上設定可能なため、放送の更新には絶好の機会だったと考えられます)
それに伴い、英語放送も追加されました。Twitter等ではかなり早い段階から更新の情報が出回っていましたがその内容に関してはなかなか公開されていなかったのて今回早速収録に行ってまいりました
ここからは更新前の比較とともにその特徴をまとめていきたいと思います。
放送更新で変更された部分について
まず、今回の放送更新で時代の流れでようやく「白線の内側でお待ちください」から「ホーム柵から離れてお待ちください」に変更されました。
英語放送も「Please stand behind the platform gate.」となっております。
一方で、折り返しの放送は形式がそのまま引き継がれており、新放送の形式で「この電車は折り返し、彩都西行きとなります。」が聞けるようになっています。
英語放送も「The train will be bound for Saito-nishi.」となっており、日本語同様、形式が反映された形となっています。
大阪モノレール新放送 2番ホーム当駅止まり
— 三神路 -さんしんじ- (@Coco_Sanshinji) 2019年9月8日
万博記念公園にて
諸事情によりこちらに投稿、✈︎大阪空港行きや門真市行き、彩都西行きの放送はYouTubeにて公開させていただきます pic.twitter.com/TOZf5Fv1wV
そして、気になる当駅止まりですが、こちらは、旧放送の「この電車は回送電車となります」から「この電車は当駅止まりです」と分かりやすく変更されました。
そして、万博記念公園駅でしか聞けない門真市方面、大阪空港方面への乗り換え案内は大きく変更されており、「門真市方面行きの方は一番ホームでお待ちください」から「門真市行きご利用の方は一番ホームでお待ちください」とこれまた改善されていました。
そしてこれはもちろん英語放送にも反映されており、「This is the final stop for this train. Passengers may not the train.」「Passengers heading to Kadoma-shi, please wait for the next train at track 1.」となっています。“heading to”を用いたところにかなりこだわりを感じます。
一方で旧放送では、回送なので「白線の内側へお下がりください」と文面が他と違う仕様だった一方で、新放送は当駅止まりでも「危険ですから、ホーム柵から離れてお待ちください」のままでした。
そこもできれば「ホーム柵から離れてください」だったら…と考えると非常に惜しいです。英語放送はそのままで問題ないですが。
しかし、実はこの当駅止まりの案内は時間帯によって「大阪空港方面行き」となるか「千里中央方面行き」となるかが変わるという隠し仕様があり、新放送でも「門真市行き」となっている以上おそらく「南茨木行き」の場合も用意されていると考えられます。時間帯的に私が収録に行くのは難しいところですがこれもまた貴重なレア放送があると言っていいでしょう。
ちなみに、英語放送が追加されてから、当駅止まりの放送が流れきる前に電車の入線が終わっているという事態も見受けられました。
英語放送の案内のこだわりは見事なので、そのこだわりを崩すことなく、放送開始のタイミングも合わせてもらいたいところです。
以上、大阪モノレールの放送更新でした。
今回は門真市や大阪空港と言った始発駅の放送は確認していませんが、こちらも近々変わるので機会があれば確認していきたいと思います。