今回は川西能勢口駅にて収録したネタをまとめていきます。
【特殊な方面案内】川西能勢口駅 放送集 阪急宝塚線/能勢電鉄
放送の特徴
最初に阪急電車側の放送から紹介しますが、まずは各乗り場の電車の発着として
❶号線 阪急 宝塚方面
❷号線 阪急 大阪梅田方面(平日の一部のみ)
❸号線 阪急 大阪梅田方面/特急日生エクスプレス日生中央行き
という構成になっていますが、そのうち❷号線と❺号線については定期では平日の一部のみしか使われておらず基本的に電車の発着は少なめです。
折り返しで異なる接近放送
現ダイヤでは❷号線の設定は朝ラッシュ時の通勤特急、普通と夕方の川西能勢口折り返しの普通のみの使用となっていますが、実は折り返しの場合は接近時の案内が大きく変わります。
(宝塚方面からの場合)
皆さま、まもなく❷号線に、大阪梅田方面へ向かう電車が到着します。
危険ですので黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。
(大阪梅田方面からの折り返しの場合)
皆さま、まもなく、大阪梅田方面から ❷号線に電車が到着します。
危険ですので黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。
それぞれ通常と入線する方向が異なる場合、このように案内で補足がなされます。
旅客、駅員ともに確認が取れるように配慮された仕様となっています。
さらに、❸号線については基本大阪梅田方面行きの発着で❹号線との接続もスムーズに行われる作りになっていますが、平日の朝と夕方にある特急日生エクスプレスは❸号線でスイッチバックして発車するという仕組みになっています。
つまり、❸号線からは「大阪梅田方面」「宝塚方面」「日生中央方面」のいずれかからの発着があるという仕組みになっているのです。
日生エクスプレス以外での❸号線での日生中央方面からの入線は平日夜の普通 大阪梅田行きが有名ですが、一部日生中央方面から宝塚方面(平井車庫)へ向かう回送車も存在します。
実はこの「回送」が川西能勢口駅での重要なポイントとなっています。
回送で案内される「○○方面から」
先程紹介したように、❷号線での通常時の案内、つまり宝塚方面から大阪梅田方面に向かう電車の場合は「宝塚方面から」という補足は一切ないのですが、❸号線からの回送の場合はそれが例外になっているのです。
皆さま、まもなく、宝塚方面から ❸号線に回送車が到着します。
危険ですので黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。
実は回送の設定は「大阪梅田方面から」「日生中央方面から」「宝塚方面から」の全てで設定が存在しており、「大阪梅田方面から」は川西能勢口にある留置線からの入線(平日6:55頃)、「日生中央方面から」は上述の平井車庫への送り込み、「宝塚方面から」は平日朝の特急日生エクスプレスの送り込みとなっています。
ただ、収録する際、朝にはあるとは分かったものの具体的なタイミングが分からない!!という方、ご安心を。
実は改札階の発車標では非営業設定でもご丁寧に案内表示がされておりこれにより回送がどのタイミングで来るか分かる神仕様となっています。
また、❸号線の発車放送は日生中央方面へ向かう設定にのみ適応しており、川西能勢口において回送の発車放送は基本平日朝の日生エクスプレスの送り込み限定となっています。
発車放送の文面も能勢電鉄のものを意識した内容となっており、それぞれの発車放送を比べてみると、
(❸号線からの特急日生エクスプレス 日生中央行きの発車放送)
まもなく❸号線から 特急日生エクスプレス 日生中央行きが発車します。
ドアにご注意下さい。
(発車ベル)
(❹❺号線からの発車放送)
まもなく、❹(❺)号線から 普通 ○○行きが発車します。
ドアにご注意下さい。
(発車メロディー[きんた君のテーマ]+発車ベル)
(❸号線から日生中央方面へ向かう回送の発車放送)
まもなく❸号線から回送車が発車します。
ご乗車になれません。
危険ですので黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。
(発車ベル)
(❹❺号線からの回送の発車放送)
まもなく、❹(❺)号線から回送電車が発車します。
危険ですから黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。
(発車メロディー[きんた君のテーマ]+発車ベル)
このようにそれぞれ能勢電鉄の放送を意識した作りになっています。
なお、阪急線内においてこういった「○○方面から」の案内は川西能勢口限定…ではなく実はもう一駅存在します。そちらについても収録したので改めて後日ご紹介したいと思います。
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今回投稿した動画では上記の案内の他、平日1本のみの平野行き、平日朝ラッシュ時限定の準急、通勤特急(宝塚方面から1両目は女性専用車)といった希少設定も収録しています。
そして9月に運行を開始したすみっコ号についてもついでにいくつか撮影しています。
川西能勢口駅は阪急線内の放送でもトップクラスに沼が深い仕様となっているので皆様も是非足を運んでみてはいかがでしょうか。