JRゆめ咲線 桜島駅 自動放送概要

ふと、SUNTRASでめぼしい放送がないか考えているときにふと「桜島駅」が頭に浮かんだので調べたらYouTubeの方に全く放送集が回っていなかったので今がチャンスと思い早速収録しに行ってまいりました。

 


JRゆめ咲線 桜島駅 自動放送集 JR Sakurajima station Announcements collection

放送の基本概要

1番のりば:女声(向山佳比子) 2番のりば:男声(津田英治)

英語放送:◎(接近時英語付帯あり)

予告放送:なし

停車中放送:到着放送1分後約3分間隔

 

桜島駅といえば、ユニバーサルシティの先にあるJRゆめ咲線の終点ですが、基本的に電車が停車している環境にあるせいか、SUNTRAS型放送では基本6分前から3分間隔で流れる予告放送がここでは一切流れないように設定されています。

 

ただし、ユニバーサルシティやJR難波同様、英語放送での接近案内はきっちりあります。

 

ユニバーサルシティではある女性専用車の案内はない一方で、西九条行きを男声で唯一収録可能な他、環状線システムでは滅多にお耳にかかれない「降りる際は足元にご注意ください。」を平日は朝8:28, 8:54, 10:36, 11:42、土休日は昼12:13に留置または回送で京橋方面へ送られる運用があるため比較的簡単に収録することができます。

 

ただ、留置される運用を狙う際の注意点として発車標での「当駅止」の表示は接近時にしか表示されないのでタイミングを外さないように事前に構えておきましょう。

 

収録できるスピーカーについて

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桜島駅ではスピーカーの種類が多彩で、駅放送が流れるのはいずれも各のりばに対応している丸型、箱型、天井型があります。

音量自体は大きく人の利用も少ないのでJRの放送では割と簡単に収録できる部類です。もちろん、ホーム後ろよりでの収録をオススメします。

 

名城線 ○○方面 駅放送まとめ

2019年の11月頃に名城線各駅の放送が更新されましたが、その担当があの阪神電車での車内放送で名高いVoicetextを採用する形になりました。

 

接近メロディーに関してはそのまま受け継がれましたが、導入初期の頃は「○番線に電車が来ます」としか言わない非常に簡素な仕様で到着時しか行き先を言わない不親切な内容でした。

それから半年が経過した今は徐々に改善され、今は旧放送と同様接近時にも行先、方面を案内するようになりました。

 

なお、更新と同時に追加された英語放送に関しては「track No.○」から「Platform ○」に文面が変更されたところ以外はそのままで現在も行先、方面共に案内していません。ただ阪神電車での固有名詞の発音が悲惨なことを考えると妥当な判断と言えるでしょう。

 


名城線 ○○方面 駅放送まとめ

そんな中で今回は名城線内の「○○方面」の放送を各駅で収録しに行ってきました。

なお、そちらも旧放送では「○○方面」の案内は現在地点から最も近い起点となる駅の1つしか案内されない仕様でしたが、この更新で大曽根行きなど途中で終着となる場合を除いて全て起点から2駅近い駅を案内するようになっています。

 

録音の際は「金山」「大曽根」では録音環境がかなり悪かったのでそちらでの収録は避け一駅、二駅先の密着録音に向いている駅を選択しました。

 

ちなみに、名城線の各駅でどのような形で案内するかまとめるとこうなります。

 

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概ね「金山」「栄」「大曽根」「本山」「八事」「新瑞橋」が起点となっていますが、栄、久屋大通や本山ではそれぞれ東山線の利用が便利なため、そちらでは「市役所方面」という案内が聴けます。(栄、久屋大通では大曽根行き限定)

また、ナゴヤドーム前矢田では一部始発電車が存在する関係か、「大曽根・栄方面」ではなくここで「栄・金山方面」と案内するようになっています。

 

もちろん、金山から名港線に突入する名古屋港行きは栄以降では「東海道(とうかいどおり)方面」と案内されます。

 

環状運転する路線の中では綺麗に纏まっているので是非オススメしたい放送です。

【阪神電車】停車駅の案内について

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阪神電車の停車駅案内は途中まで、または途中から各駅に停まる設定がありますが、それぞれ状況やパターンによって案内形式が変わることをご存知でしょうか。

 

阪神電車内で先述の停車駅になる例としては、本線の特急や山陽のS特急近鉄の準急などが挙げられますが、今回はそれらを細かく分けて見ていきましょう。

 

阪神本線 特急、山陽S特急の場合

阪神電車の特急は神戸三宮から各駅に停車します。かつては神戸高速線内(山陽線内は今も)は普通と案内することで有名ですが、阪神線内での放送はこちらとなります。

 

神戸三宮までの 停車駅は、…(中略)…御影です。神戸三宮から (終着駅)まで 各駅に停車します。

 

これが途中から各駅に停まる場合の基本形となります。


【2020年阪神・山陽ダイヤ改正新設定】 S特急編(高砂行き、東須磨停車ほか)放送まとめ

S特急の場合は

 

東二見までの 停車駅は、…(中略)…藤江です。東二見から 山陽姫路まで 各駅に停車します。

 

一方、阪神アプリや発車標での停車駅の案内は

 

神戸三宮以遠各駅(特急)

東二見以遠各駅(S特急)

となります。

直通特急(黄)神戸三宮から板宿までの各駅の場合

 

では続いて、神戸三宮から板宿まで各駅に停車する直通特急を確認しましょう。

 

停車駅は、…(中略)…神戸三宮から板宿までの各駅と 月見山…(中略)…飾磨です。

 

このようになります。神戸三宮から高速長田までの区間の場合は「板宿までの各駅と」から始まります。

 

阪神アプリ内や発車標表示では

 

神戸三宮から板宿までの各駅

 

という形でまとめられます。

 

しかし、これらの形式には問題もあり、かつて特急元町行きが設定されていた時はこのスタイルで無理やり処理されていたので「神戸三宮から元町まで各駅に停車します。」となっていました。神戸三宮から元町まで駅がないにも関わらず。

 

そのため、動画でのコメントでも「高速神戸行き特急や新開地行き特急なら阪急のように細かく読み上げてもいいのではないか」という尤もな意見がちらほら見受けられます。

 

阪神なんば線 (区間)準急の場合

さて、基礎的な文面を説明したところで、次に鶴橋まで各駅に停車し石切から各駅に停車する準急の案内を見ていきましょう。

 

実は、尼崎駅とそれ以外とで内容が異なり、まずは尼崎駅でのパターンです。


【阪神電車】啓発案内放送集 ほか その2

生駒までの 停車駅は、阪神なんば線 大阪難波までの 各駅と 近鉄日本橋 大阪上本町 鶴橋 布施 河内小阪 東花園 石切です。生駒から(大和西大寺 or 近鉄奈良)まで 各駅に停車します。

 

と、このように尼崎では阪神なんば線 大阪難波までまとめられます。

 

区間準急の場合は東花園から各駅、準急の場合は生駒から各駅として処理されています。区間準急はともかく準急は近鉄と違い、石切ではなく生駒基準になってるのでお間違いなく。

 

一方、大物から先、桜川までの区間は打って変わってこうなります。

 


放送詳細化!新たな通過メロディーも導入!大物駅ミニ自動放送集 【阪神電車】

生駒までの停車駅は、 出来島 福 伝法 千鳥橋 西九条…(中略)…東花園 石切です。生駒から(大和西大寺 or 近鉄奈良)まで 各駅に停車します。

 

そう、阪神なんば線 大阪難波までの各駅がまとめられる形ではなく、一駅一駅順番に案内されるなんとも非効率的な形式に化けるのです。

 

しかも、阪神アプリや発車標表示では最後、場所に関わらず

 

(東花園) 生駒から(大和西大寺 or 近鉄奈良)までの各駅

 

というように阪神なんば線開業に合わせて設定したためか近鉄に合わせた文面となっています。

 

大物から先で確認しているこの一駅一駅丁寧に駅を読み上げていくスタイルはここ最近阪神線内では普及が進んでいる傾向にあります。

神戸高速線での阪神大阪梅田行き 特急の場合


高速長田駅 ミニ自動放送集

ここで確認するのは、神戸高速線における阪神大阪梅田行き特急の停車駅です。

 

ここまでの説明で阪神の特急は神戸三宮から各駅に停車すると語っていましたが、普通に考えるならここは「阪神神戸三宮までの各駅」として案内されるだろうと考えるでしょう。実際、山陽線内や阪神電車の運行管理システムが導入されるまでその形で案内されています(した)。

 

しかし、2016年改正で阪神電車の放送に更新されて以降は

 

停車駅は、大開 新開地 高速神戸 西元町 元町 阪神神戸三宮…(中略)…尼崎です。

 

という、一駅一駅丁寧に駅を読み上げるスタイルに生まれ変わりました。

 

最近になって省略形を用いるのがめんどくさくなったのか、はたまたただの気まぐれなのか…おそらく下りの言い回し(神戸三宮以遠各駅)はかなり昔から使われているため、それについては残したいのだろうと考えていますが、いずれにせよ真相は定かではありません。

 

しかしながら、下りの「神戸三宮以遠各駅」という形式もとある条件が付けば一駅一駅丁寧に駅を読み上げていくスタイルに化けることになります。

遅延時に種別、行先が変更された場合の停車駅案内


【阪神電車】【山陽電車】 2018年7月6日,7日 幻の超珍行先放送スペシャル 〜山陽須磨行き他〜

突発的に台風や人身事故などで行き先の変更がかけられた場合、それが絶対あり得ない組み合わせに限り、一駅一駅丁寧に読まれるスタイルとなります。

 

絶対あり得ない組み合わせというのは、有名なところでいくと区間準急西九条行き、動画の直通特急山陽須磨行き(特急は定期設定であるので変更なし)などが挙げられます。一方で直通特急東二見行きなどはかつて定期設定があったので形式の変更が反映されません。そこも押さえておくといいでしょう。

 

そして極め付けは、特急が突如臨時特急に化ける場合の停車駅案内です。

 


【阪神電車】人身事故の影響により出現 臨時特急 須磨浦公園行き自動放送 尼崎駅

ここ最近は確認例が消えましたが、ダイヤが乱れるとごく稀に定期設定の特急が臨時特急として処理されることがあり、その場合、定期設定がない行先と判断され強制的に一駅一駅読み上げるスタイルに化けるようです。

 

そのため、運が良ければ滅多に聞けない「須磨寺」や「山陽須磨です」などの激レア放送が聴けることができます。

その他、停車駅案内の形式設定について

ここでは各駅区間の説明とは別の停車駅の案内の各形式についてまとめておきます。

 

次の駅が終点、終着、各停区間の開始地点の場合

 


【阪神電車】駅小ネタ案内放送集 〜尼崎センタープール前駅(野田駅)限定通過待ち案内〜他

次の停車駅が終着駅の場合、「次は、終着○○です。」という案内になりますが、これはその停車駅との間に通過駅が一駅でも存在する場合にのみ適応されます。つまり、今津における西宮行き急行、桜川における大阪難波行き快速急行、神戸三宮における元町行きなどは全て停車駅案内そのものが丸ごと省略されます。

 

実際に聞いていないと勘違いされる方も多いと思うのでこれは押さえておきましょう。これも非常に効率の良い仕様になっています。

 

また、大阪梅田行きの場合は例外的に「次は、大阪梅田終点です。」となります。

 

そして、御影駅での特急は(神戸三宮行きを除き)「次は神戸三宮に停まります。」という案内が挿入されます。各停区間の一つ手前の停車駅というパターンは阪神線内においては御影のみとなっています。

 

 

ここまで、阪神電車の停車駅案内の差異についてご紹介しましたが、先述の通り最近は遅延発生時の非合理性を防ぐために全ての駅を読み上げるスタイルが大きく普及しつつありますが、その結果として定期設定でも冗長もしくは伝統を意識して煩雑かつ非効率的な案内になってしまう事態になっています。

 

なんとか上手く停車駅の数から駅ごとに停車駅案内の設定を変えられたら言うことなしですね。

阪神電車の駅放送に英語案内が導入された件

どうも、お久しぶりでございます。

 

ここ2ヶ月間、緊急事態宣言を受け収録活動を停止していましたが、解除されてすぐくらいですかね。何やら阪神電車の“駅放送”に英語案内が追加されたという情報を耳にしました。

 

最初はダイヤ改正と同時に導入された本線の急行や特急での車内案内の話かと思ってました。先述の通り外出自粛で耳にする機会が大きく減った方もいることでしたので。

 

そんなわけで本日は活動再開と共に早速英語放送について軽く調査してみました。

 


【阪神電車】駅放送に英語案内が追加!

放送のタイミングや設定について

英語放送の主はもちろん噂の「Voicetext」さんです。車内放送では特に英語での固有名詞の発音が壊滅的で賛否が大きく分かれていますが、それと全く同じのを今回駅放送にも出してきたと。

 

まずは使用されている設定を軽く調べてみましたが、どうやら阪神なんば線では(少なくともドーム前では)使用されていないようです。

タイムラインからの情報を含めると、どうやら大阪梅田、尼崎、甲子園、神戸三宮などに導入しているみたいです。

 

使用されているタイミングはいずれも予告放送及び停車中案内の直後です。今までの流石に接近放送の合間に挿入できる余裕なんてないのでそこは妥当と言えるでしょう。ただし、外国人に対して需要の低い普通などでは該当の案内は一切ありませんでした。

 

英語放送の文面について

それでは肝心の内容を見てみましょう。

 

まずは尼崎駅での大阪梅田行き急行です。

Please take the next Express for Osaka-Umeda.

 

これだけ見ると、ただの乗車勧告でイマイチピンとこないかと思います。続いて西宮行き急行での予告放送です。

Please take the next Express for Koshien.

Please take the Limited Express for Kobe-Sannomiya.

The Limited Express will arrive after the Express.

(訳:甲子園へは次の急行にご乗車ください。神戸三宮へは特急にご乗車ください。特急は急行のあとに到着します。)

 

おそらく阪神電車的には「甲子園へ行きたいなら急行に、神戸三宮へ行きたいなら特急に乗ってね!特急は急行のあとに来るよ!」と言いたかった(つまり、従来の駅放送で言うなら「芦屋、魚崎、御影、神戸三宮…(中略)…方面へお越しの方は、あとの特急にご乗車ください。」の部分)のだろうと思いますが、あまりにも文面が周りくどいせいで表現としては今ひとつな気がします。

 

阪神電車の車内放送では、行き先を案内する場合も「bound for」ではなくただの「for」を用いているのでこれでは場合によっては誤解を招きかねません。なので、

 

For Koshien, please take the next Express train.

 

のように、近鉄よろしく文頭に置いた方がよりはっきり伝わるのではないでしょうか。

 

〈神戸三宮での特急大阪梅田行き予告放送にて〉

Please take the next Limited Express for Osaka-Umeda.

Passengers going to Osaka-Namba, please change at Amagasaki.

(訳:大阪梅田へは次の特急にご乗車ください。大阪難波へお越しの方は尼崎でお乗り換えください。)

これも阪神電車の案内に準ずるとこうなります。これについても「On the Hanshin-Namba line」を文末につけるとさらにわかりやすくなるのではないでしょうか。

 

〈神戸三宮での快速急行近鉄奈良行き停車中放送にて〉

Please take this Rapid Express for Osaka-Namba.

Passengers going to Osaka-Umeda, please change to the Express at Amagasaki.

(訳:大阪難波へはこの快速急行にご乗車ください。大阪梅田へお越しの方は尼崎で急行にお乗り換えください。)

 

こちらは予告放送ではなく到着直後の停車中放送にて導入されています。

そのためきちんと「This Rapid Express」になっているところに注目です。

 

 

まだ完全には導入されていないところを見るとまだまだ可能性自体はあるのかな〜と思ってはいますがこのままでは些か微妙なところが否めないですね。

固有名詞の発音が据え置きなところを見ても改善の余地は大いにあると思いますがいかがでしょうか。

少し不可解な阪神電車の乗換案内のヒミツ

阪神電車の乗り換え案内といえば、「山陽電鉄方面、神戸電鉄方面へお越しの方はこの特急にご乗車の上、高速神戸でお乗り換えください。」だったり、「大阪梅田終点へお越しの方はこの快速急行にご乗車の上、尼崎で直通特急にお乗り換えください。」などが挙げられますが、時間帯によってはよく聞くと何故そこで乗り換えろと?みたいなおかしい形式のものがいくつか存在します。

 

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まずはこちら。元町での特急の「ご案内」をご覧下さい。

野田へは尼崎で急行に乗り換える点や難波方面へは尼崎で阪神なんば線に乗り換える点は何ら問題はないのですが、「今津、武庫川、奈良方面へは西宮で快速急行にご乗車ください」のところが些か不自然です。

 

発着順を見ればわかるように、その肝心の快速急行はその特急を見送ればすぐに乗車できます。何故わざわざ西宮まで移動を促しているのか、普通に考えれば不合理なところです。

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その理由は過去に遡ります。これは2008年2月現在の停車駅案内、つまり阪神なんば線開業前の各種別の停車駅となっています。

 

当時の快速急行は全て三宮(現神戸三宮)始発で平日の夕方にしか走ってない設定でした。

じゃあ三宮で乗り換えればいいじゃないか、と思いますが、当時の三宮は始発設定の発着が3番線であり、1番線から降りて乗り換えるには一度西改札の通路を抜けて迂回する必要がありました。そのため、出発に間に合わないケースや単に移動が面倒臭いというのも相まって当時の三宮で乗り換えるのは非推奨でした。

だからと言って今では全ての時間帯で停まる魚崎(2020改正以前は芦屋も)は当時の快速急行は通過しており直通特急や特急でそこで乗り換えるのは無理な話、なので「快速急行への乗り換えは西宮で」という文化が定着していきました。

 

それがダイヤ改正によって魚崎でいけるようになっても、三宮での乗り換えがスムーズになっても、はたまた新開地始発が設定されて後の電車に乗ればいい話であろうと、その形式が変えられず残ってしまったということです。

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【阪神電車】 西九条駅ミニ自動放送集

なお、この周りくどい乗り換え案内は下りにも存在します。朝ラッシュ時の神戸三宮行き快速急行は基本「神戸三宮まで先着、神戸三宮で普通に接続する」というパターンのため、阪神なんば線内での案内は「御影へは西宮で直通特急に乗換」ですがこれも昔の直通特急や特急は尼崎、甲子園には停車しなかったので西宮で乗り換えという形になっています。

 

ちなみにこちらのスクショは2018年現在のものですが2020年改正後も案内は据え置きのままです。それも一つの正解と言えばそこまでですが、そこは素直に「あとの快速急行にご乗車ください」に変えられないものなのでしょうか。

 

 

3月14日のダイヤ改正に向けて 花隈駅放送更新と新開地駅の時刻表が見づらい問題

いよいよ、ダイヤ改正が目前に迫ってまいりましたが、それに向けて近鉄では奈良線を中心にあの津田英治氏の放送が樹リューリ氏に差し替えられたりと色々と準備が進められました。

 

私の方も新ダイヤスタートウィークは新ネタ大放出を予定しております。快速急行大阪難波行き(阪神)、S特急東須磨停車など、収録次第公開いたしますのでどうぞご期待してお待ちくださいませ…!

 


花隈駅 ミニ自動放送集【大阪梅田更新後】

そんな中、3月11日には花隈駅で放送が更新されましたが、てっきり最初は上述の近鉄の如く声ごと変わると思っていましたが、実際はあの高速おばさん(山本恵子氏)は続投され、変更点は「阪急大阪梅田行き」と接近メロディーの追加だけでした。

令和になって改正後も引き続き使われるとは余程阪急に愛されているようですね。果たしていつまで残ってくれることやら……

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さて、そんな中ようやく阪神電車の新ダイヤの時刻表が一斉に公開され、旧来と一部凡例に差別化点ができました。

まず、直通特急が黄色の神戸三宮から板宿間各駅停車とそれ以外とで綺麗に区別されるようになりました。

 

この点については文句なしの評価点の一つです。今までは直通特急であれば全て同じ記号を使い回していており、その弊害で停車駅の見方がかなりややこしいことになっていました。

 

ただ、その代わり滝の茶屋、荒井、白浜の宮の停車についてが色々と雑になってますが、ややこしくなるよりかはマシと言ったところでしょうか。

 

そして今まで山陽普通と阪神/阪急普通は丁寧に分けて書かれていましたがこれも黒字の普通で統一されていました。まあ山陽車両かどうかを知りたい人は一部の鉄オタしかいないのでこれは妥当な判断でしょう。

 

しかし問題は新開地駅の大阪梅田、難波方面の時刻表です。備考を大きく変えたことによりかなり悲惨なことになっています。

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はい、おそらくこれを見て実際に正しく乗れる人はかなり少ないかと思います。はっきり言えば、問題だらけです。

まずは阪神方面と阪急方面で種別の記号を同じにしてしまっているところ。以前のものは阪神普通を黒字、阪急普通を■、阪神直通特急を赤●、阪急特急を赤■…と綺麗な記号分けがなされていましたが、それをわざわざテキトーに同じ記号を使い回したせいでわけ分からないことになっています。

 

青字の通勤急行、快速急行はまだ平日か土休日かで判別できるので百歩譲っていいとして、これで分かれと言う方が無謀すぎます。まだ旧式の方が圧倒的に分かりやすかったのではないでしょうか。

 

しかも直通特急は姫路方面とは違い、何故か黄色種別の区別、もとい西元町停車の有無は行先欄の「※」で区別されています。何故下りでできるその表示を上りでもしないのか…圧倒的に見やすいだろうに…

 

では、阪神方面と阪急方面でどう区別しているかというと下の行先の部分です…が、これも一発で読み取れるほど甘くないほどのややこしさを誇っています。

 

「急梅」で阪急 大阪梅田行きはまだしも、「急三」で阪急 神戸三宮行き、「神三」で阪神 神戸三宮行きというのはなかなか把握しづらいものがあります。

それだけでなく、「神」この一文字がいくつか隠されており、これは高速神戸行きです。この神と三の文字が幾度となく散りばめられているお陰で行先ですらまともに見るやる気を失うほどです。

 

阪神電車阪急電車で進む場所が違う以上、きちんと丁寧に判別できるようにしてもらいたいところですね。(実際のところ、それで戸惑う旅行客や外国人観光客をいくつか目撃しています)もしくは根本的に高速神戸のように阪神方面に進むか阪急方面に進むかで時刻表を分けて作る方がいいのかもしれません。

 

運営を阪神電車側に任せてしまった結果とは言え、次からは協力して誰でも見やすい時刻表を作ってもらいたいものです。

iPhone、iPadで見やすい鉄道動画デザインの作り方

今月から毎週木曜日に1本の動画を予告で投稿することを目標にしていますが、投稿する上で最近は動画テンプレートの試行錯誤を行なっています。

 


放出駅ミニ自動放送集《4列に並んでお待ちください》ほか 


阪神 大阪梅田 改称後放送まとめ【山陽電車】


【西神・山手線/北神急行】新神戸駅 新自動放送集 Shin-Kobe station Announcements collection《Subway & Hokushinkyuko Railway》

ここ数本の動画デザインがこちらです。主に「SUNTRAS」「種別あり路線」「種別なし路線」に分けてそれぞれの特徴を活かした形で基本形の制作に励んでいます。

 

実は、私の動画スタイルはiPadで作成したテンプレートを動画編集ソフト(AviUtl等)に貼りつけて構成させています。レベルの高い動画投稿者はAviUtlだけで動画デザインを作ったりしてますが今回は「そんなスペックの高いパソコンなんてない!」という方や「手早く動画を作りたい!」という方にオススメしたい三神路流の《楽しくて見やすい》動画デザインの作り方をご紹介していきます。

 

これを機に、「kine master」だけで適当に作ったような字幕動画からより詳細で分かりやすい動画へと進化させていきましょう。 

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今回使用するアプリはこちら「Keynote」です。

AppleにおけるiPhoneiPadなら最初から付いているプレゼン製作ソフトです。

 

プレゼン製作に特化したソフトで動画デザインなんて作れるのか?と思う方がいるかと思いますが、魅せる動画を作る上で欠かせないのが目から入ってくる整った情報です。いくら放送を紹介する動画であろうと、情報がまとまっていないと誰もその動画に魅力を感じることができません。まさに百聞は一見にしかずです。

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では早速、新しくプレゼンを作るところから始めます。基本形は後から順に整えるのでまずは黒か白の単純なテーマを選びましょう。

奇抜なテーマは決まって鉄道路線のイメージから離れていくだけです。

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プレゼンのテーマを決めたら、まずは画像の大きさを調整するため、画像を貼ります。上の+から画像を添付しましょう。

画像の大きさを調整しないと、編集ソフトで大きさが合わず必要な情報がはみでたり私の初期の動画のように余計なスペースを出さずを得なくなります。それを防ぐために、1280×780の大きさに合わせましょう。

具体的には大体テレビの画面くらいの大きさで、アニメの画像ひとつあれば大体収まる計算です。画像は貼ったら不透明度を下げ、配置を後ろに下げておきましょう。

 

なお、余談ですが最近の私の新規の動画デザインはこの「ポケモン剣盾」の画面デザインを意識して作っているところが大きいです。一つの画面に複数の情報がまとめて見やすくカッコいい構成はまさしく丁寧で分かりやすいテンプレートの象徴と言えるでしょう。

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今回はこちらのデザインを見本に作っていきましょう。いつもの阪神電車の動画のテンプレートが他社でも普遍的に使えるとは言い難いところがあったので新たに「近鉄」をメインとした動画デザインを熟考しているところです。

 

ここでポイントとなる情報は

❶収録した駅

❷乗り場、電車が向かう方向

❸種別行先とナンバリング番号

❹両数または乗車位置

❺停車駅及び付帯案内

❻参考画像

 

この6つです。❸❹❺はもちろんながら細かな情報は多ければ多いほど魅力的に映ります。参考画像も出来る限り現場で撮影した正しい画像を調整して貼っておきましょう。

その際、私なりの考えですが種別は実際の表示に合わせて使用することをオススメします。例えば「普通」の表記なら「普通(ふつう)」を、「各駅停車」の表記なら「各駅停車(かくえきていしゃ)」としましょう。

先程言った通り、百聞は一見にしかずなのでこちらも放送に合わせるよりかはできるだけ元の表示を忠実に再現した方が分かりやすさが増します。ただ、付帯案内の場合は放送の内容に合わせる方が無難です。これは時と場合によって使い分けましょう。

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ということで、この真ん中の編集エリアに文字を入力しましょう。そして▶︎と+の間にあるコマンドで色をそれぞれ塗りつぶしておきましょう。

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このコマンドでは、動画の見やすさには欠かせない「フォント」も設定できます。近鉄の発車標の英語表記でお馴染みのArialやHelveticaヒラギノ角ゴシック体などがあります。それぞれの鉄道路線のイメージに合ったフェントに設定することをオススメします。 

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また、文字にタップした部分だけを色や太字設定したり、その時に出てくる右の項目で振り仮名を入れることもできます。ただし、難読地名では思うように正しく表記されないことがあるので部分的に正しく設定しておきましょう。「大物」や「十三」「放出」といった駅名で特に有効です。

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+の部分では画像の他に、図形や標章も入れることができます。電車や車椅子、スマホなどもありますので車内放送を作る上でもかなり重宝します。特に図形は頻繁に使う機会が多いので特に覚えておきましょう。

ただし、テキストは先ほどの編集エリアをコピペして使うことをオススメします。ここで追加したテキストは縦の調整ができないので編集エリアがなくなった時以外はなるべく編集エリアから文字を入力するようにしましょう。

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文字や図形、画像を適切な色や位置に調整してテンプレが完成したら▶︎でフルスクリーンにしてスクリーンショットを撮影しましょう。スクリーンショットで撮影したら大きさの調整を忘れずに。

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そしてまた、同じテンプレを再現する…のではなく左の項目からスライドをコピペして編集しましょう。こうすることで基本形はそのままにそれぞれの情報を変えることができる…というわけです。

 

これで、鉄道動画デザインの作り方はおしまいです。やってみれば多少手間はかかりますが簡単に作れると思います。

あとはこのスクショしたテンプレ画像一枚一枚を動画編集ソフトに音声と共に貼りつけて終了です。

 

ただ、文字のエフェクトや音声波形、iPadに存在しないフォントはここでは動かすことは当然できないのでそれはAviUtlで別に貼りつけて運用しています。パソコンに送る場合はUSB経由で画像を送信しましょう。

 

AviUtlで文字テキストや画像をバラバラに貼りつけているとレイヤーが増えて出力する際に動画が重くなりますが、それを一つにまとめて貼ることができるのでスペックが低くてもこれでまともに動画を作ることができます。あとは誤植にご注意を。一つ間違えると面倒なことになるので…

 

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また、動画サムネイルも同様にKeynoteでデザインしているのですが、スクショを撮って大きさを調整するだけでは画像ファイルが大きすぎるため、YouTubeのサムネイルとして貼ることはできません。こちらは予め画像縮小サイトやアプリで大きさを調整しておきましょう。

 

ちなみに私は普段、鉄道珍行先画像wikiでも推奨されているこちらのサイト:【画像を好きなサイズに縮小!】FC2画像縮小で画像を縮小しています。幅2000pxで調整すればちょうど良い大きさになります。

 

 

以上、私なりの動画の作り方を事細かに説明しましたが、もし実際に作ってみて新たな発見があったらいくらでもアレンジしてみてください。時にはシンプルに、時には詳細的に是非ともあなたなりの見やすい動画デザインを作ってみてください。主観はもちろん、客観的にも分かりやすく理解が深まる動画ができることを期待しています。