古きを愛して新しきを応じよ

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どうも、あの環状線103系が引退してそろそろ一年が経とうとしてるわけですが未だにそれをどうたらこうたら言ってる方がいるみたいで…323系ブームの到来はいいのですがそれで嫉妬するのはよろしくないですね…

ただ、それは自分も最初は「ヒミツのここたま」がなくなるなんて嫌だ!とか叫んでましたのでその気持ちは十分に分かります。

しかしながら自分の勝手な意志で新車から戻せと豪語するのはどうかと思います。
既に置き変わってしまった以上どうすることもできないんですよ…

もちろんその一方で古いものを愛でることも大切なことです。その気持ちは評価すべきところでしょう。
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(c)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS
まあ、要するに何が言いたいのかというとこういうことですがね(えー
私はアニメのシンカリオン自体は見てないのですがつい先週にこんな名言があったらしくまさにその通りだと思いました。

103系の伝統があるからこそ大阪環状線が成り立っていて、新技術があるからこそ323系がデビューしてさらに便利になったのですから。

まあ問題の根源となったツイートは消されたのでなんとも言えないところはあるもののその中でたった1つだけ確実に言えるのはJR西日本は「もう使い続けてる必要なんてないからあっさり103系を手放した」わけではないはずです。

確かに環状線阪和線からは完全にいなくなったわけですが一応奈良線では一部で幕バグ起こしながらもずっと活躍を続けているわけであってあれを見るに「お役御免になったから即切り捨て」みたいなのでは決してないんですよね。

そういうこともあって必ず心のどこかに「もっと活躍させてあげたかった」思いがあったはずなんですよね。
しかしながら、時代の流れというのはこれほどまでに残酷なわけで…
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電車に限らずものを使い続けているといつかは限界を迎えてしまいます。

だからこそいつかはその役割を継承する必要があるのです。

そう、継承。前にも言いましたが、重要なのはまさしくそれで唐突に新しくしたり古いものを淘汰したりせず段階を踏んで変化させていくことなんですよね。

323系も出たのは2016年12月でしたが103系の引退は2017年10月とかなり間があったんですよね~だからこそ今をすんなり受け入れることができたというか…

ここたま映画を最初に見たときはとにかくテップルの闇落ちの印象が強くて先述のような感じで「もう使ってくれないならめちゃくちゃになればいい」とラストランに遭遇すればするほど私も自暴自棄にならないと気が済まない感じでしたが、このクルンの意気込みを聞いて変わりましたね。

103系ももう何十年も前からずっと使われ続けていつ寿命を迎えてもおかしくない、だから仕方なくいつかはさよならしなくてはならなかったんですよね。

それに最先端技術の進歩を謳歌しなければ今の時代についていくことなんて出来ないし時流に乗らないと成長なんてできないですからね。ヒカルも言ってましたが。

一方でそれに行き着くまでの時間も決して上書きしてはいけないんですよ。どんなものにも始まりがある以上、誰かの記憶には絶対に残るものなんですよね。

故にどうあがいても今までの伝統をゼロからやり直そうなんてできない、仮にやろうとしてもとてつもなく大きな犠牲や覚悟がいることは言うまでもないでしょう。

ポケモンだって基本的なことは初代から何も変わってないし世代交代の際は何よりもファンを気遣ってやってるものなんですから。

ここたまも大阪メトロも大きく移り変わった時には段階を踏まえてじっくりゆっくり慣れさせるインターバルを挟んでましたからね。

こういった経験がある以上、過去と未来と今は切っても切り離せない関係なんですよね…
しかしながらそれに抗った結果失敗の一途を辿ったのがたまごっちとかけものフレンズだったりしますけど。

とにかく私は声を大きくして「古きものを愛して新しきを応じよ」と言いたいですね。

それに置き換わって辛いのは我々ファンだけでなく企業側もそうだってことを理解してほしいですね。

車両を作り客を安全に快適に運ぶというこれだけ大きな事業を行ってきた鉄道会社の汗と涙を一蹴するのではなく、その気持ちに応えてこれからも支え続けることがさらなる励みになるのではないでしょうか。

それから、本来やたてつさんが言いたかったことを踏まえて説明すると戻してほしい気持ちよりも先に新しく出てきたものに自然に気持ちが行ってしまうことの方が多い気がしますね。

もちろん今まで好きだったことをそのままに新しい推しが増えると言った感じですかね。

確かに最初は入れ替わる情報が多くて気持ちの整理ができないことでしょう。ただそれに慣れていけば自然とその魅力に気づくことができることでしょう。

私の場合、ヒミツのここたまではテップルが好きなわけですが、映画が終わって出番が減っていく一方でひらけ!ここたまの相貌が少しずつ明らかになっていき、まだアニメに出てきてないにも関わらず声や姿だけでちゃこのことが大好きになってしまったんですよね。

他の皆さんもそんな経験ないですか?
鉄道で例えるなら、トワイライトエクスプレス瑞風とか新駅開業とかで期待してしまったりしてなかったでしょうか…?

そんなわけでなんだかんだで見るものが一新されても最終的にはワクワクドキドキしてしまうはずです。
ただ、たとえ時代が移り変わったとしてもそれ以前のものも大好きで仕方がない!という心や思い出も忘れずにいつまでも大事に残しておくべきです。
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そして最後に、もう一度だけ言わせてください。長く使ってたものはすごく大事だなってこと。
まったくもってその通り、環境が変わって見る景色も移り変わったとはいえそれで古いも新しいも関係なく過去に感謝してかつ今を受け入れてこれからを生きることが一番大事なことなんですよ。新しくなるのは嫌だとか古いのは全部捨てようだとかそんなのはもってのほかですよ。

「新車なんてクソくらえ」と思ってる方々は何故置き換えられたのか。今一度、そこに視点を置いて考えてみてはいかがでしょうか。

他の皆さんにもどうにかして過去と現状を知り受け入れる姿勢をとってもらいたいところです。
(C)BANDAI/TV TOKYO・ここたま製作委員会