大物駅更新まとめ ~まさかの詳細型放送へ 通過メロディーも追加~

2019年2月13日、今までずっと非詳細型放送を使用していた阪神大物駅及び杭瀬駅の放送が詳細型へ更新されましたので、早速調査しに行って参りました。

ということで気になる放送はこちらになります!
 
この記事では放送の詳細と大物駅に起きた変化について解説していきます。

駅放送と新しく追加されたメロディについて

まずは放送についてですが、今回詳細型ということで種別行先と停車駅を丁寧に読み上げることができるようになりました。
 
大物駅は阪神なんば線近鉄車両も乗り入れるため、乗車位置案内が全ての乗り場で案内されるようになっています。
 
ただし乗車位置案内が用意されている駅は今まで例外なく予告放送が存在するのですが、大物駅では一切予告放送は流れないようになっていました。ここに来てまさかの例外が登場です。
 
そして大物駅と杭瀬駅ではそれぞれ電車とホームの間が空いている乗り場があるため、「ご乗車の際には (電車とホームの間が空いておりますので) 足元にご注意ください」の案内が乗車位置案内の後に挿入され、その後に武庫川線に先行導入されていた接近メロディが5コーラス流れるという仕様になっていました。
 
ただし5コーラス固定で流れる仕様上、電車が停車してもなおそのまま流れ続けます。
特に停車駅案内が長い区間準急や準急の場合、発車の時点でもなお流れ続けているという事態が頻繁に起こります。
 
そして通過メロディーですがこちらは放送の最後に4コーラス流れます。
 
しかしこちらも電車の通過するスピードによってタイミングバッチリの場合もあれば通過が早すぎて通過後もメロディーが流れるといったようになかなか上手く調節されていないようです。
 
通過メロディーが流れている間に次の電車の放送が流れて打ち切られる事態も普通に起こります。
 
やはりまだ試験段階とはいえ詳細型で接近メロディー5コーラス、通過メロディー4コーラスはやや無理があったのかもしれませんね。

放送以外の更新点について

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そして、実際に大物駅に行ってみたところ、実は更新されていたのは駅放送だけではありませんでした。
 
なんと、今までただの啓発案内しか出せなかった案内板が、まさかの次の電車の情報が出せるようになっていました。
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もちろん通過も表示できるようになっています。
 
今まで阪神電車の案内板はこのような使い方をされていたのは武庫川線だけだったのでひたすら違和感がありますが稀に見るレベルの高い進化と言えるでしょう。
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ちなみに、区間準急はスペースの関係から「区準」表記となっています。
英語表示や乗車位置表示などは流石に表示出来ませんがこれだけでも十分すぎるほどです。
 
そもそも乗車位置は放送以外にも時刻表から確認できるようになっているので…
 
しかし、この案内板の変化はこれだけではありませんでした。
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なんと、あろうことか電車の走行位置も確認できるようになっていました。
阪神電車としては阪神アプリで走行位置が確認できるようにはなってますが、駅の設備で導入されたのは今回が初の取り組みです。
 
おそらくこの仕様は今後既に発車標が設置されている駅に対しても施されることでしょう。
 
なお、順番としては電車情報→走行位置→啓発案内といったように設定されているようです。

区間準急の放送について

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では、ここで区間準急(準急)の停車駅案内についてご紹介します。
 
尼崎駅での区間準急(準急)の停車駅案内は大阪難波まではこのように「阪神なんば線大阪難波までの各駅」と一纏めにされていますが、大物駅以東では元より阪神アプリにて「出来島・福・伝法・千鳥橋…」と一駅ずつ丁寧に出していくスタイルをとっており、これが放送でも同じように案内されているのか確認しましたがやはりその通りでした。
 
この更新がなければ西九条行きなどの非正規手段でしか収録出来なかったのでこれでようやく日の光が当たったと言えるでしょう(*´ω`*)
 
出来島から東花園(生駒)まで停車駅を読み上げる姿はまさにこの圧巻の阪神電車の個性溢れた放送の一つとなっています。


ということで以上が大物駅、杭瀬駅で見られる放送及び案内板の変化の全てとなります。
 
おそらくこれから次々と普及していくであろう今回の放送詳細化及び案内板の進化。
今後の更新が非常に楽しみでございます。