大阪市営地下鉄の民営化に向けての放送更新まとめ

2018年、大阪市営地下鉄が民営化されて大阪メトロになるわけですが、その前準備段階として、南港ポートタウン線(ニュートラム)を除いた全ての路線で各駅放送の内容が更新されました。

今回はその変更点について順を追ってまとめていきます。

なお、その裏話や経緯についてはこちらのサイトをご参照くださいませm(_ _)m
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まず最初に更新されたのは千日前線です。

これまで接近時に流れた「危険ですので、ホーム柵から離れてお待ち下さい。」という部分が、2月22日以降は「危険ですので、ホーム柵から身を乗り出したり物を立てかけたりしないでください。」という文面に変更されました。

正直先程のリンクしたサイトの内容を見る限りではホーム柵設置路線では更新されないものだと思っていたので私は変更前の音声を収録していませんでした。

少々長い言い回しとなっていますが放送が流れるタイミングは今まで通りとなっています。

続いて接近時の言い回しが存在しなかった長堀鶴見緑地線今里筋線もそれぞれ2月28日、3月2日に追加、更新がなされました。

これにてホーム柵設置オンリー路線は全て更新が完了することとなりますが肝心の路線はここから始まりました…
時は3月5日、四つ橋線の駅放送の内容が満を持して「危険ですから、白線の内側へお下がりください。」から「危険ですので、黄色い点字ブロックの後ろまでお下がりください。」に変更されました。

今回独自の言い回しである「黄色い点字ブロックの後ろ」という表現を用いており、なかなか大胆なことをしてきました。

また声のテンションの違いにも注目です。

続いてそれから一週間が過ぎた3月13日、これまた今まで接近時の言い回しが存在しなかった谷町線も「危険ですので、黄色い点字ブロックの後ろまで~」の文面が追加されました。

追加されたことによるタイミングの変更はありません。もちろん終着駅でもこの内容に変更されていますが停車中や発車時の部分は据え置きとなっています。

そしてその次の日、御堂筋線堺筋線と1日に2路線で放送更新がなされました。

御堂筋線ではホーム柵が設置されている天王寺駅、心斎橋駅では「ホーム柵から身を乗り出したり~」に、それ以外の駅では「黄色い点字ブロックの後ろまで~」とそれぞれで文面の変更がなされています。

また、御堂筋線谷町線はおそらく同じ音声を使いまわしていると思われますが、それ以外の路線ではそれぞれ声質が異なっており聞き比べしてみると各路線ごとの特色が分かれています。

ここで注目すべき部分は当駅止まりの放送の内容が丸々更新されているところです。

御堂筋線(おそらく谷町線も)では「当駅止まりの電車が到着します」の部分の声質を変えており、他路線に近い感じになっています。

そして到着時、更新前は「ご乗車にならないように願います。」と流していましたが更新後は「ご乗車は出来ません。ご注意ください。」と乗らないでくださいとお願いする内容からきっぱり乗れないと言い切る形になりました。

これもいい改善点だと思います。

また堺筋線では準急がありますがそれに関連する内容に変化はありません。

そしてその次の日も中央線で放送更新が起きました。更新はこの中央線で最後となります。

目をつけてほしいところは、回送到着時の内容も丸々変わっているところです。

今までは回送接近時の内容は「回送車が到着します。」「到着の電車は、回送車です。」と「回送車」という表現を用いていましたが、更新されてからは「回送電車がまいります。」「到着の電車は、回送電車です。」という風に「回送電車」となり分かりやすくなりました。

そして、四つ橋線堺筋線といった更新が遅かった路線では当駅止まり同様、「ご乗車にならないように願います。」がその後に案内されますが、元々その案内がなかった路線(御堂筋線谷町線、中央線など)を含めて「ご乗車は出来ません。ご注意ください。」に変更、追加されるようになりました。

また、英語放送は各路線の有無を含めて、全て据え置きです。御堂筋線谷町線は英語放送を追加して欲しかったな~…(´・ω・`)

そんなわけで、民営化に向けた大阪市営地下鉄の駅放送の更新内容をまとめました。

最終案内などは確認していませんが、おそらく据え置きでしょう。その部分も判明次第、当ブログかTwitterにてお伝えしたいと思います。

それでは~