阪神電車トリビア~種別変更(延長運転)設定まとめ~

阪神電車では種別変更の設定があります。

元々このような設定は当初存在しておらず阪神なんば線開業後尼崎から快速急行に変更する形式が誕生しその後花火大会やルミナリエ限定で追加されたものがほとんどです。
そんな種別変更の設定を現在のダイヤまでにあるものすべてをまとめました。
 

普通 尼崎行き 

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2016年ダイヤ改正後(以下現ダイヤ)では平日の朝に3本設定されています。
種別変更としては唯一阪神なんば線開業時点で既に確立されていました。
尼崎到着後そのまま神戸三宮行き快速急行として運転します。
しかし普通 尼崎行きという行先そのものは終日設定されている為何の魅力もなく、種別変更としてはやや多めにある上近鉄線内では種別変更のことについて一言も触れられないことからあまり知られていません。
その故に空気のような扱いを受けています。無念…
 

快速急行 尼崎行き

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阪神電車の種別変更の設定で一番知られているのはこれでしょう。阪神なんば線からも数本存在しますが種別変更は本線神戸三宮始発のみで現ダイヤでは夜に1本のみ設定されています。
定期設定のものは近鉄車両で尼崎から大和西大寺行き普通となります。
現ダイヤ以前はみなと神戸海上花火大会やルミナリエ限定の設定でした。今でも開催時は臨時快速急行として増発されます。
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増発便では神戸三宮始発で阪神車両の運転も見られます。
またこの時に変更される種別行先も豊富で近鉄奈良行き普通、大和西大寺行き区間準急、近鉄奈良行き準急などにそれぞれなります。
 
2020年のダイヤ改正でこちらの種別変更は消滅しました。
 
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近鉄線内ではラッシュ時大量設定されていますが阪神からは平日3本のみです。
現ダイヤの定期設定では阪神車両で大阪難波から東生駒行き普通になります。
 
2020年のダイヤ改正で朝に「大和西大寺行き準急」になる便と夜に「近鉄奈良行き普通」になる便が追加されました。
 
それ以前ではやはり定期では存在せず天理教祭典開催時に近鉄車両で臨時快速急行として設定されるのみでした。
もちろんのこと臨時設定も種別変更として扱われ天理行き臨時急行として運転します。
現ダイヤではこの臨時快速急行は設定されることはありません。では今その臨時設定はどうなったのかというと…
 
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これも当然定期設定として生まれ変わりました。
ですが、通常は種別変更は起こりません。天理教祭典開催時限定で大和西大寺から天理行き臨時急行に化ける電車となっています。
その時に唯一阪神電車の駅放送で天理行きが聴けます。↓
余談ですが快速急行 大和西大寺行きの設定そのものが現ダイヤ以前はおろか阪神なんば線開業以前においても阪神はもちろん近鉄からも定期設定としては全く存在しておらず遅延でたまにイレギュラーな形でのみ運転される非常に珍しい種別行先の組み合わせでした。
今でも平日1本のみで土休日ではありません。
天理教祭典自体一か月に一回+αのみ開催の為延長運転もとい種別変更するタイミングはかなり限られます。
なお、阪神電車の公式ホームページにて延長運転日が掲載されています。
もし運良く機会に恵まれたら一度見に行ってはいかがでしょうか。