ここでは阪神電車の駅放送の基本的な内容及び詳細について書いていきます。
- 予告放送
- 入線/接近放送
- 2.停車駅
- 3.臨時停車
- 4.乗車位置
- 5.ご案内
- 6.ご乗車の際には (電車とホームの間が空いておりますので) 足元にご注意下さい
- 7.接近メロディー
- 通過放送
- 簡易接近放送
- 停車中案内
- 発車放送
- 注意喚起
- 走行位置案内放送
- ★コラム
予告放送
○番線に(神戸高速線内では○番乗り場に)(相対式ホームでは省略)
次にまいります 電車は
○○行き [種別]です。
足元の ([種別] 神戸三宮駅1番線のみ) ○(or△)印 ◇番から ◆番で お待ちください。
(+英語放送)
元々阪神電車に予告放送は存在しておらず、2009年の阪神なんば線開業で近鉄が乗り入れたのですが、その際に阪神車両と近鉄車両とで扉の数が違っている問題が発生した為に追加された案内形式となっています。
ameri-sanshinji.hatenablog.com
また、2020年春頃に大阪梅田、尼崎、甲子園、神戸三宮、九条、西九条ではReadspeaker(旧Voicetext)による英語による案内も予告放送、停車中放送の最後に追加されましたが、普段から設定の多い設定に限る他、内容もかなり雑になっています。
入線/接近放送
1.冒頭
[♪接近予告メロディー](基本的には「線路は続くよどこまでも」ただし甲子園駅では期間限定で異なったメロディーを流す場合あり)まもなく○番線に(神戸高速線内では○番乗り場に)(相対式ホームでは省略)当駅折り返し(スイッチバックする場合)各駅停車 ○○行きが まいります。or○○行き [種別]が まいります。黄色い線の内側へお下がり下さい(2016年改正前一部駅:白線の内側へお下がり下さい)
回送の場合
まもなく ○番線に (○番乗り場に) 回送車が まいります。黄色い線の内側へお下がり下さい(2016年改正前一部駅:白線の内側へお下がり下さい)
当駅止まりの場合
まもなく ○番線に (○番乗り場に) 当駅止まりの 電車が まいります。 ご乗車にならないよう願います。黄色い線の内側へお下がり下さい(2016年改正前一部駅:白線の内側へお下がり下さい)
非詳細型(2019年まで)
(○番線に) 電車が近づいてまいります。白線の内側へお下がり下さい。
2.停車駅
各駅に停車する場合
各駅に停車します。
停車駅がある場合
停車駅は … △△です。
停車駅がありかつ途中駅から各駅停車の場合
●●までの 停車駅は … □□です ●●から ○○まで 各駅に停車します。
途中まで各駅停車の場合
停車駅は □□までの 各駅と … △△です。
次の駅が終着かつ通過駅がある場合
次は 終着 ○○です。
次は 大阪梅田終点です。(大阪梅田行きの場合)
御影駅で次の停車駅が神戸三宮駅の特急かつ高速神戸以遠の駅が終着の場合
次は 神戸三宮に 停まります。
3.臨時停車
この[種別]は △△に 臨時停車します
4.乗車位置
足元の ([種別] 神戸三宮駅1番線のみ) ○(or△)印 ◇番から ◆番で ご乗車ください。
5.ご案内
・この[種別]は △△で □□行き [種別] (or山陽電車)に接続します ■■(方面)へお越しの方は[種別]にご乗車の上 △△で ([種別]に) お乗り換えください
・[駅名]まで(には) この[種別](電車)が 先に到着します
・この[種別]は △△から ■■行き [種別]になります
・○○(方面)へ お越しの方は あとの [種別]に ご乗車ください
・電車 通過後に 発車します (尼崎センタープール前駅)
・この電車は ○○で ◇◇行き [種別]に 連絡します (神戸高速線)
・□□行き 電車の 運転は終了しました この[種別]に ご乗車ください
・この[種別]は ○○で ◇◇行き 最終に連絡します
・この電車(or[種別])は △△行き 最終電車です
6.ご乗車の際には (電車とホームの間が空いておりますので) 足元にご注意下さい
7.接近メロディー
通過放送
[♪通過接近メロディー] まもなく ○番線を 電車が 通過します。 黄色い線の内側へお下がり下さい。 (白線の内側へお下がり下さい) (※繰り返し)(2019年放送更新後に追加:通過メロディー×1~4コーラス、流れない駅もあり)
簡易接近放送
簡易接近放送のパターンは2種類あります。
まず1つ目はこちらのタイプです。
こちらは通常の接近予告メロディが流れ、「まもなく ○番線に 電車がまいります 黄色い線の内側へお下がりください」これを繰り返した後に「ご乗車の際には (電車とホームの間が空いておりますので) 足元にご注意ください」と接近メロディが駅毎の設定回数分流れます。
[♪接近予告メロディー](基本的には「線路は続くよどこまでも」ただし甲子園駅では期間限定で異なったメロディーを流す場合あり)
まもなく
○番線に(神戸高速線内では○番乗り場に)(相対式ホームでは省略)
電車がまいります。
黄色い線の内側へお下がり下さい(2016年改正前一部駅:白線の内側へお下がり下さい)
(※繰り返し)
ご乗車の際には (電車とホームの間が空いておりますので) 足元にご注意ください。
この場合、発車標は種別と発着順しか正常に出せない状態にあります。このため、駅毎の設定は反映され回送や通過、当駅止まりの判別は可能でも放送はこのようなプロトタイプの状態となります。
なお、貸切入線も共通でこの簡易放送となります。
そして、もう一つのタイプがこちら。発車標が全く機能しなくなった場合の簡易放送です。
この場合放送は
まもなく ○番線に (神戸高速線内では○番乗り場に)(相対式ホームでは省略) 電車が近づいてまいります 黄色い線の内側へお下がりください
(※繰り返し)
(接近メロディ×5回固定)
となります。
簡単に図にしてまとめるとこんな感じです。
見比べてみるとぱっと聞いただけでは内容は同じに聞こえる簡易放送でもこれほどの差が存在するのです。
ダイヤ乱れやシステムの故障等に運悪く遭遇した時はふと確認してみるのも乙ではないでしょうか。
停車中案内
大阪梅田駅1, 2, 3番線の場合
○番線の 電車は
各駅停車 ○○行きです。or○○行き [種別]です。
【2.停車駅】
【3.臨時停車】
【5.ご案内】
ご乗車の際には足元にご注意ください。
発車までしばらくお待ちください。
(+英語放送)
大阪梅田駅4番線、神戸三宮駅2番線の場合
○番線の 電車は
各駅停車 ○○行きです。or○○行き [種別]です。
【2.停車駅】
【5.ご案内】
発車までしばらくお待ちください。
【3.臨時停車】
ご乗車の際には足元にご注意ください。
(+英語放送)
(※回送、当駅止まり、簡易放送適用時は案内なし)
終点の大阪梅田駅及び神戸三宮駅2番線限定の案内です。
発車放送
発車ベル搭載駅:[発車ベル] 扉が閉まります。 (扉に)ご注意下さい。
回送(上記5駅):○番線の 電車が 発車します。 ご注意ください。
回送(上記2駅):○番乗り場の 電車が 発車します。 ご注意下さい。 [発車ベル]
注意喚起
○番線(or乗り場)から 電車が 発車します。 ご注意ください。(※繰り返し)
走行位置案内放送
只今、次の[種別]は (駅名)を 出発(通過)しました。
阪神電車の発車標の走行位置表示と遅延時限定の出発放送とのタイムラグを検証してみたところ、その差はほぼ1秒くらいでした
— 三神路 -さんしんじ- (@Coco_Sanshinji) 2019年10月15日
ここから見てもそのシステムの正確さが伺えます pic.twitter.com/ZYCHdsKnK9
★コラム
臨時特急になってしまう定期特急
阪神電車ではダイヤが乱れると時折、定期設定であるはずの特急や急行が、何故か「臨時特急」「臨時急行」として扱われてしまうことが確認されています。
発生条件は現在不明で接近メロディが導入されてからはそのような報告は聞かなくなりましたが運用変更が生じるとどうやら謎のバグが発生する傾向があるようです。
こちらも「臨時特急」としては定期設定が存在しないためか、全ての停車駅を案内する仕様になっています。