【ここってつ日記 Cocottetsu diary】 三神路のブログ

この日常にはみんなの心と魂がある。

その心と魂はいつも私たちのそばにあり続け、幸せを運び、いつかかけがえのないものとなる。

しかしそんなかけがえのないものと過ごす時間は儚く、脆い。

その出会いも別れも一瞬で、いつも突然訪れる。

だから私たちは記録する。
その作った思い出を残して、未来へ繋ぐために。

それが雨の日でも風の日でも、泣いている時も笑っている時も
たった1日が、その一瞬が、私たちにとって大切な時間となっていく。

たとえいつか消えてしまっても、その記憶を決して忘れないように。

そんなみんなの大好きを守るために。

ーそして今、楽しい夢が詰まったカギで、ドキドキと不思議の扉を開くー


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はじめに

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管理人 三神路の自己紹介

はじめまして。三神路(さんしんじ)です。
2017年3月にTwitterアカウントを開設してからというもの、主に阪神電車の駅放送などの動画発信をメインに活動しています。
名前の由来は神戸三宮の「三」と阪神電車の「神」、姫路の「路」です。

【主な趣味嗜好】

  • 関西を中心とした駅の自動放送と発車標。特に放送としてのカスタマイズ性が豊富な阪神電車JR西日本、私的に馴染みのOsaka Metroが好きです。

主に自然な駅の放送(きちんと声に違和感のない本物の声優が吹き込まれた音声)が好きです。谷町線の合成音声などどうしてもアクセントに違和感の残るタイプは大の苦手です。また、駅メロの質が良好なのは大好きです。(山陽電車など)

個人的に車内の肉声音声は好きじゃないタイプです。

そして発車標はその放送と一心同体となっている目に見える鉄道情報の1つで同じく種別行先表示のカスタマイズ性が高ければ高いほど好きです。現在は阪神電車の一部の表示を再現したりしています。

そしてレア行先という名の特ダネ。その瞬間にしか見ることのできない魅力に大いに惹かれ、私が心から撮りたいと思える鉄道の中でも最高のロマンの塊です。ただし、危険が伴うこともあるので良い子は真似しないように。

阪神電車の駅放送トリビア

阪神電車の放送の基礎知識を知りたい方はこちら!
予告放送から発車放送、遅延限定の走行位置案内放送まで阪神電車の放送について解説しています!
ameri-sanshinji.hatenablog.com


ameri-sanshinji.hatenablog.com

【阪神電車】ダイヤ改正でどう変わったのか?まとめと答え合わせ

どうも、三神路です。

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阪神電車他各線のダイヤ改正から約1ヶ月が経過しましたが、いかがお過ごしでしょうか。

この記事ではダイヤ改正後に判明した変更点や新設定について改めて解説していきたいと思います。

 

参考にした運用まとめサイトはこちら:https://www.asahi-net.or.jp/~gz9t-tnn/index.htm

 

駅放送変更点まとめ

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まず駅放送についてですが、今回の改正で準特急が追加されたことにより放送でも無事専用パーツが新録されていました。

準特急のパーツの違和感が通勤急行や通勤特急と比べるとそこまでなかったのでもしかしたら最初から想定されていた可能性はなきにしもあらずかもしれません。

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そして、皆が気になっていたであろう細かいけど大きな変更点として「この(種別)」は(に、が)といったパーツの大半が「この電車」は(に、が)に差し替えられてしまいました。

 

その中でこれらの変更を逃れた例外が尼崎駅での快速急行(「この快速急行に」)と大阪難波行き快速急行の種別変更(「この快速急行は」)と臨時停車案内時のみというかなり限定的な使われ方になってしまいました。

 

おそらく設定する際に「この区間準急は」というパーツがなかった(ダイヤ改正前で近鉄奈良行き区間準急の最終で考察可能)が故に案内を「この電車」に統一しようという考えに至ったのではないかと考えています。

案内の均一感を出すためには合理的とはいえ、些か寂しい限りです。(というより区間準急の臨時停車を想定していない時点でなんとも…実際事例なしですが)

 

山陽車運用(追加)まとめ

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そしてここからダイヤ改正で追加、変更された運用についてまとめていきます。

まず最初に特筆すべき点としてはダイヤ改正で復活した御影行き直通特急は平日、土休日共通で山陽車運用です。

 

改正前の時点では「山陽車はワンチャン平日か土休日のどっちかで、基本阪神車だろうな〜」と予想してましたが、蓋を開けてみるとまさかの阪神車での復活はなしでした。

 

その代わりに神戸三宮行き特急の山陽車運用が消滅しているので、その穴埋めとして持ってきたものと考えられます。(実際、山陽車の御影留置として残っています)

 

御影行き直通特急の山陽車運用の定期化は2012年改正以来となりますが、そっちは当時阪神車の運用もあったので見事に不意を突かれたという結果になりました。とはいえフルカラーLEDの「阪神御影」をまともに撮影できるチャンスがまともにやってきたことになるので正直ありがたいところです。

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そして阪神特急の山陽車運用ですが、

❶平日日中に須磨浦公園~阪神大阪梅田特急の山陽車が3往復設定

❷夕方、夜(平日2本、土休日1本)に東須磨行き特急の山陽車運用が追加

 

とかなり濃い運用追加がありました。

 

しかも、東須磨行き特急に関しては定期化されたにも関わらず幕車では表示が追加されていないがために以前の「新開地行き特急」同様に「特急」単体での表示を余儀なくされています。そこは別の幕を差し替える形で良かったのでは…(現に2016年改正で須磨浦公園行き特急の表示が新しく用意されていたりします。)

 

確かに令和になってもはや山陽特急の存在自体が忘れ去られているので「山陽車の阪神特急ガンガン入れても問題ないやろ」という発想は納得ですが、昔のことを思うとなんとも言えない限りです。

 

一方で、当の山陽特急はというと、早朝の姫路行き特急が山陽車で無事復活していたりします。

また、高速神戸行き特急の山陽車運用も消えていたりします。

 

近鉄車運用(追加)まとめ

近鉄に関しては、今回のダイヤ改正に合わせて阪神なんば線直通対応車両の幕の一新が行われ、「三宮」表示はこれを機に全て「神戸三宮」に統一されることとなりました。8年間変わってなかったことを考えるとやっとか…といったところです。

 

そして、注目ポイントが、この表示入れ替えで多数の汎用性の高い行先表示が追加され、ようやく「甲子園行き」「西宮行き」が表示できるようになったことに加えて、「東花園行き準急」「東生駒行き区間準急」といったコマが追加されました。

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そして追加コマの中で唯一定期化されたのが、阪神からの「大阪難波行き快速急行」でようやく幻が現実となりました。

(まさか大阪難波の「大阪」をデカくしてくるとは思いませんでしたが…そこは合わせなかったんかい…)

 

大阪難波行き快速急行に関しては、大阪難波からの種別変更が「大和西大寺行き準急」「東花園行き普通」「大和西大寺行き区間準急」の3本に変更されています。(内準急のみ続投で区間準急化けは近鉄車)

 

また、近鉄サイドでは阪神車の奈良行き急行が復活していたりとかなりネタが増えていますが、残念ながら大和西大寺行き快速急行近鉄車は定期化されませんでした。

 

天理教臨時運転

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こちらはダイヤ改正直前に公式から事前に発表された情報で、改正前から存在する大和西大寺行き快速急行の種別変更に加え、新たに追加されたのが、「尼崎発の近鉄奈良行き快速急行の後ろ4両切り離し」です。

切り離された4両が天理行きに化けるという南大阪線にあるパターンの運用が登場したわけですが、実際に確認しに行った結果、阪神側は表示、放送含めまさかの完全未対応という…以前の深すぎる案内はどこに行ったのか………

 

一応近鉄側は切り離しの案内のみ対応という形が取られていました。完全に立場が逆転してしまった…

 

らくやんライナー

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こちらは期間限定の設定とはなっていますが、一応ダイヤ改正後の要素なので併せてご紹介します。

 

らくやんライナーは改正後の金曜日に試験的に有料特急として運用が開始されましたが、初日に確認したところ、阪神アプリ等のシステム上は完全に貸切として扱われてました。そのため最初は放送的な旨味は全くなかったという結果になりました。

 

しかし、2023年突入後に2009年のメロディ変更以降は一切使われていなかった「旧メロディ」が車内放送で使用されていたとのことで話題となりました。

もし本格的に有料特急が設定されるのであれば、さらに使用頻度や機会が明確化されそうなのでそういったところでは期待が高まりそうです。駅放送も含め今後ワンチャン大きな変革があるかもしれません。

 

ちなみに9300系限定運用です。らくやんライナーのロゴも2017年に出て一瞬で使用停止となったらくやんカードから流用されているので古参ファンにとってはかなり充実した内容になってたりするのでおすすめです。

 

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ということで、ダイヤ改正後に判明した情報のまとめでしたが、改めて振り返ると2016年と比べると追加…というよりは最初から用意されていたところから引っ張り出して対応させているというケースが多く感じられました。

 

個人的には飾磨行きS特急が対応してたのが意外で、定期化されるなら用意されて当たり前なんですが、定期化される前はまさか「飾磨まで」とか用意されてないでしょ」と思っていたばかりに、最初から用意されていた阪神さんには敬服するばかりです。

(種別案内のバリエーションが減ったのが悲しいポイントではありますが…)

 

改正前の収穫を含めると私としても既に体感9割近くそのまま放送案内図鑑の完成度があるので細かいところは日を空けて回収しつつまた動画としてまとめていきたいと思います。

【阪神電車】ダイヤ改正2022 新情報公開考察 〜時刻表公開後の消滅、新設定まとめ〜

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2022年12月17日にダイヤ改正が行われる阪神電車及び直通先の時刻表がついに公開されましたので、この記事ではダイヤ改正で新たに判明した設定についてまとめ考察を行っていきます。

 

時刻表公開前の記事はこちらへ、併せてどうぞご覧ください!:https://ameri-sanshinji.hatenablog.com/entry/2022/10/12/213716

 

新情報一覧

 

新開地発の近鉄奈良行き快速急行消滅

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この情報自体は、ダイヤ改正の概要発表直後の停車駅一覧から比較的早い段階で判明した情報で、2012年のダイヤ改正から設定されていた新開地始発の近鉄奈良行き快速急行が消滅確定することとなりました。

 

そのため、三宮駅リニューアル後の❶番線の乗車位置では「快速急行○印」が追加されていたりしましたが、ホームドア設置後は快速急行始発があたかも元からないかのように「快速急行」の乗車位置が消されていましたが、これが1つの伏線と考えれば納得です。

 

この他にもこの設定専用の案内として「普通は神戸三宮で乗換」という案内が元町でありますが、残念ながら通常時にお耳にかかることは間違いなくなくなります。

 

車内放送導入開始時には車内放送として新開地発のROMが対応していたりと存在自体が色々な意味でかなり異端ではありました。

 

阪急神戸三宮始発S特急復活

2016年改正より阪急神戸三宮行きS特急が復活したものの依然として阪急神戸三宮始発は存在していませんでしたが、平日1本限定で2009年以来の復活が決定しました。

 

これにより長らく見れていなかった阪急の発車標による「S特急」の表示がようやく見られるようになります。男声(片山氏)のS特急ボイスも必聴です。

 

瓢簞山行き消滅

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瓢簞山行きは2021年改正時点で平日1本設定がありますが、2022年の改正で近鉄線内もろとも設定自体が完全消滅することが決定しました。

 

2020年改正までは土休日に阪神車の設定も用意されていましたが、徐々に減らされ人知れず消えるというなんとももの悲しい消滅となりました。

 

なお、瓢簞山行きは令和突入以前の時点では瓢簞山駅発着の近鉄バスが数多く運行されており、東花園より乗客の需要も多かったことから設定の意義もありましたが、軒並み発着設定が東花園駅に流れて以降は運行する意義がなくなったので判断としては妥当です。

到着時点の運行も面倒だったので仕方ないですね。

 

西宮北口行き快速急行消滅

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快速急行準特急として生まれ変わることは概要の方で説明しましたが、今まで設定されていた西宮北口行き快速急行準特急として運行を継続することなく形式上からも消滅することになりました。

 

元々は特急として運行されていて途中から快速急行に変更されたという経緯があり、西宮北口で阪急大阪梅田行きに接続していましたが、そもそも深夜帯の乗客数が少なく、そこまでして大阪梅田に戻りたいという需要もないという裏返しがあったのでしょう。寂しい限りです。

 

阪神電車の各設定消滅設定紹介

この項では、阪神本線をメインに判明した設定についてご紹介していきます。

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新たに判明した消滅設定は以下の通りです。(※山陽普通は阪神神戸三宮、神戸高速線乗り入れがある設定のみを参照)

 

 

いずれも概要発表時点で考察していた予想通りで、山陽須磨行きは普通、特急共に東須磨行きに取って代わられ、阪神電車の放送システムで聴くことが叶わなくなります。

 

そして石屋川行き普通も消滅の可能性ありとして考えていましたが、蓋を開けてみると最終以外の便も全て御影行きに変更され、石屋川行きはまさかの超激レア行き先と成り果てることになります。

ダイヤ乱れで石屋川行きとして運行されるといった例は私も1度も見たことがないので、阪神電車としては史上初となる石屋川行き完全消滅時代突入の幕開けと言っても過言ではないでしょう。

 

私が出した最初の動画で取り上げるくらいのお気に入り設定だったので正直悲しさは強いです。前回消滅確定枠として紹介した大阪難波行きと並行してガチ勢の皆様は改正前に絶対記録するようにしましょう。

 

そして高砂行きに関しても2021年の緊急事態宣言と同じように、S特急として正式に阪神線内で追加される…ことはなく元々あった普通もろとも完全に設定自体が抹消されることに。

高砂行きも元々レア度が高い行き先で(高砂だけに)消滅前にしても平日土休日共に1本しかないので収録は怠らないようにオススメします。

 

飾磨行きS特急復活(1998年以来)

 

そして、数多くの消滅した行先の代わりに設定されるのが、まさかの飾磨行きS特急です。

 

以前の概要紹介で判明した新開地行きS特急同様、こちらも1998年改正以来で、24年ぶりの設定となります。

もちろん今の阪神電車の放送システムで流された前例は一切ないため、かなり期待値は高いです。

 

飾磨行き自体は普通でも引き続き設定されているとして、注目ポイントは間違いなく「東二見から“飾磨まで”各駅に停車します。」の部分でしょう。ダイヤ改正の概要発表時点はおろか、過去の改正履歴や設定経緯から考えても今まで全く想像すらしていなかったので非常に楽しみです。

 

男女まとめて1日で収録することは物理的に不可能なダイヤになってるのが惜しいですが、首を長くして当日を待つことにしましょう。

 

その他ダイヤパターン変更まとめ

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ここでは時刻表を確認して判明したダイヤパターンの小さな変化について考察します。

 

まずは大和西大寺行き快速急行が平日2本、土休日1本追加され、前者の平日2本のうち1本は尼崎始発であることが判明しています。

 

まさかの8両編成による大和西大寺行き快速急行の設定となりますが、夕方は何故なのか正直わからないところが多いです。

 

一方で、朝の方はほぼ間違いなく天理行き臨時ダイヤを想定している形になっていることは間違いなく、大阪難波始発でも大和西大寺行き急行が新設されたことから、天理教祭典日は天理行きに化けるという形を取ってくると考えて間違いないでしょう。

 

今まで継続で運行されていた分は2021年改正で天理行き化けが定期化され専用案内が削除されたのが残念でならなかったですが、追加された分を含めて復活していることを期待しています。

 

続いて、阪神神戸三宮始発のS特急ですが、まさかの平日1本限定という激レア設定に成り下がり、阪神電車仕様の2段表示のLED発車標で見る機会が大幅に減少した他、予告放送が収録できなくなった(高速神戸3番乗り場で代用可能)り、大石限定のS特急接続案内も消滅確定とかなり露骨な調整が行われていました。

 

下りS特急自体の設定範囲がかなり狭まっているのも地味に効いてくるので、これから消滅前に収録される方は参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

そして、平日の日中から8両編成での運行となるためか、平日朝ラッシュ後に尼崎行き快速急行が増発されているところに闇を感じます。

やはり尼崎駅4番線から増結させることはできないようで…

 

他にも尼崎行き区間準急の本数がそこそこ見られる程度に戻ったり尼崎行き準急の設定時間が大幅に変更されたり「尼崎から神戸三宮行き快速急行になる」化けに区間準急が追加されたりと要所要所に新鮮味のある要素があって今後新たな発見もありそうです。

個人的には更なる案内追加を楽しみにしています。最終案内の変更、追加も要チェックですね。

 

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以上、阪神電車ダイヤ改正の新情報のまとめ考察でした。

 

最後に消滅した行先と追加される行先をまとめると、

 

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ダイヤ改正で消滅確定した行先》

 

御影行き急行

尼崎行き直通特急

大阪難波行き普通

★瓢簞山行き普通

山陽須磨行き特急

★石屋川行き普通

 

山陽須磨行き普通

高砂行き普通

 

西宮北口行き快速急行

(阪急大阪梅田行き快速急行)

 

(新開地始発近鉄奈良行き快速急行)

 

ダイヤ改正で追加、復活する行先》

阪神御影行き普通

阪神御影行き直通特急

新開地行きS特急

★飾磨行きS特急

 

阪急大阪梅田行き準特急

高速神戸行き準特急

新開地行き準特急

 

(阪急神戸三宮始発山陽姫路行きS特急)

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消滅した行先の放送に関してはダイヤ改正前に動画でまとめますのでもうしばらくお待ちいただければ幸いです。

2022年冬12月17日阪神電車他のダイヤ改正の概要について

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2022年10月12日、突如として関西各会社でのダイヤ改正が行われるとの発表があったのでこの記事では阪神電車関係をメインにその概要をまとめていきます。

 

阪神電車ダイヤ改正は2012年以降は2016年、2020年と夏のオリンピック開催と同じ4年周期で行われていましたが、ここに来てついに周期到達前に改正が行われることとなります。(範囲が阪神なんば線の最終及び最終の繰上げに限られた2021年の近鉄改正による設定変更を除く)

 

今までのダイヤ改正の履歴も交えていきますのでじっくりご覧いただければと思います。

 

阪神電車:https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20221012-unyu-daiyakaisei-2.pdf

阪急電車:https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/dd2e3f9dbc4759095b47e378f4d54e59336a79ac.pdf

山陽電車:https://www.sanyo-railway.co.jp/media/1665550599.pdf

近鉄:https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/20221217daiyahenkou.pdf

 

阪神電車

快速急行の停車駅及び両数の変更

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2020年(前回)のダイヤ改正で、土休日の快速急行が全区間8両編成(一部除く)での運行となりましたが、今回の改正では平日の夕方以降においても8両運転の実施が決定しました。

 

8両編成の快速急行は芦屋に停車できないため、通過することになりますが、つまり、この改正で夕方以降は芦屋全便通過が確定したと同義でもあります。

 

それに加えて、今まで平日の夕方以降は通過していた武庫川、今津の停車設定時間が拡大し、通過時間は平日の朝のみとなります。

 

個人的にはコロナの影響で夕方以降の客足が減ったことや連結の手間なしで素早く運行できることを考えるとこの内容はかなりありだと思いました。

 

一方で、逆に考えると尼崎駅における連結放送が聴ける機会がかなり減ることをも意味しますので、まだ未収録の方は早めの収録をオススメします。

 

終電車の繰上げによる設定変更

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今回のメインで紹介したいテーマはズバリこれです。

2021年に簡易的な最終電車の発時刻繰上げが行われましたが、今回のダイヤ改正でついに本格的な設定変更が行われることとなります。

 

その影響下で追加が確定した設定、消滅する設定を一つ一つ丁寧にご紹介していきます。

 

ダイヤ改正で追加が確定した行先設定

普通 御影行き

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まずはこちら。普通 御影行きです。

 

阪神なんば線開業(2009年)以降は例外なく1本も定期設定がありませんでしたが、今回ようやく新規追加されることとなります。

 

10月12日現在、確定している情報では本数としては2本設定される予定で、上りでは高速神戸始発で1本、下りでは大阪梅田始発で1本がそれぞれの最終電車として運行される予定です。

 

ちなみに2020年には終夜運転で設定される予定でしたが、なかったことにされていました。おそらくこれが一つの伏線だったのかもしれないですね。

 

直通特急 御影行き

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こちらは2016年改正(前々回)前まで上り直通特急の最終として長らく運行されていましたが、前々回の改正で尼崎行きに延長されて以降、定期設定としては完全消滅していましたが、今回の改正で6年ぶりの復活となります。

 

ただ、2016年以前と明確に違う点があり、それは「神戸高速線の放送が阪神仕様になってからは初の阪神御影行き定期設定誕生」という点がポイントです。

 

神戸高速線では「大阪梅田」「神戸三宮」「春日野道」「御影」の4駅は阪急と阪神でそれぞれ同じ駅名として存在するため、「阪神」「阪急」のパーツ分けがされています。(参照リンク:https://ameri-sanshinji.hatenablog.com/entry/35537865)

 

まだ直通特急御影行きが現役で存在している時点ではまだ神戸高速線内は山本恵子氏による旧放送でしたが、阪神電車の仕様に変わってからはダイヤ乱れでのイレギュラーな形でしか聴く手段はありませんでした。

 

ここにきてようやく、今の阪神電車の放送仕様で「阪神御影行き」の放送が確定で聴けるようになります。(ここまで個人的に嬉しいことはないっ…!)

 

ちなみに私個人の放送収録予定としては別項目で語らせていただきますので一旦ここでは割愛させていただきます。

 

また、前々回に同時消滅した特急御影行きは今回の改正での復活はないようです。(発車時刻が15分繰上げられているものの、大阪梅田始発の特急は神戸三宮行きのままです)

 

消滅が確定した行先

急行 御影行き

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プレスリリース内において

現行24:20発 御影ゆき急行は、運転取止めとします。

とあるため、確定事項です。

 

設定としては前々回の改正で特急御影行きの代わりとして野田、武庫川、今津を追加するという名目で2006年以来の衝撃の復活を果たしましたが、残念ながら消滅が決定しました。

 

平日1本の深夜限定(阪神なんば線相互乗入車限定運用)で阪神なんば線の開業以降の設定では西宮以遠に向かう唯一の急行でしたが、今回の改正で再び急行は西宮までに落ち着くようです。無念。

 

直通特急 尼崎行き

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(定期設定上は阪神車固定です)

 

こちらも前々回に新しく追加された設定の一つで、先ほど紹介した直通特急御影行きを延長して誕生した行先ですが、運行区間が前々回に逆戻りするためこちらも消滅確定です。

 

阪神電車としては当時一度も定期設定がされてない行先で、追加された当時は「本当に出すのがこれ!!しかも阪神車で専用幕追加するのまじか!!」と衝撃を受けた記憶が今でも忘れられません。

 

ただ、今となっては尼崎まで通しで乗ってる人はほとんどおらず、時間帯的にも消滅は妥当でしょう。

 

定期設定のない山陽車はLED形式のみの記録となりましたが、今まで本当にありがとうございました。

また設定される日まで…

 

普通 大阪難波行き

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こちらは2021年の緊急事態宣言下による臨時ダイヤで急遽設定された設定の一つで、近鉄ダイヤ改正もあって緊急事態宣言が解除されてからもそのまま運行を続けられるという異例の設定誕生となりましたが、現行では設定時間が尼崎発23:50、24:00の2本が最終17分繰上げ(東花園行き発車時刻23:43)となるため、こちらも消滅確定と考えます。

 

個人的には今回の改正で「大阪難波行き最終」が正しい形で設定されると考えていましたが、残念ながら阪神側としては「大阪難波行き最終電車です。」とはしなくないようです。

 

2021年より前は阪神側での設定自体が幻レベルだったので再び夢幻に戻ると考えると個人的には居た堪れないところです。

特急 山陽須磨行き

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阪神電車山陽電車のプレスリリース共に山陽須磨までの最終が何故か明記されていませんが、阪神側の情報で、

現行23:00発 山陽姫路ゆき直通特急は、東須磨ゆき特急(最終)に変更します。

とあるため、現行の特急山陽須磨行きは東須磨行きに短縮されたと考えてここでは消滅確定とするものとします。

 

前々回改正で阪神車固定運用となりましたが、2021年の緊急事態宣言下における臨時ダイヤでも同様の区間短縮が取られていたため、残念ながら妥当な方向と考えて良さそうですね。

消滅が危惧されている設定

普通 石屋川行き

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現行ダイヤでは下り4本、上り1本の設定ですが、先述の御影行きの設定により、上りはおそらく完全消滅、下りもこのままいくと残り3本いくかいかないかレベルの本数減少となります。

 

下りは石屋川まで行かせた方がいい側面もあるので100%とは言い切れませんが、残りの石屋川行きも御影行きに置き換わる可能性があります。念のための記録はお早めに。

 

山陽普通 山陽須磨行き

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特急は先述の通りですが、山陽普通に関しても、改正後の最終は東須磨行きに運行区間が短縮されるため、ほぼ消滅すると言ってもいい状態です。

 

ただし、2021年の緊急事態宣言下による臨時ダイヤで山陽須磨行きが別で設定される例を考えると別時間帯に再設定されている可能性も捨てきれないので現時点での確定は断言はしないものとします。

阪急電車

快速急行から「準特急」へ

時系列的には阪急の方が先に発表されましたがついにといったところでしょうか。

 

今年に突如としてゲーム内リークの如く存在が明かされた「準特急」ですが、その正体はまさかの改正後における「快速急行」の別名称でした。

 

阪急側のプレスリリースでは2024年開始予定の座席指定サービスの開始を見据えた変更という名目であたかも京都線メインであるかのように書かれていますが、神戸線快速急行も改正後は「準特急」となるようです。

 

そうなってくると個人的に気になるポイントは「阪神電車の放送で準特急のパーツが用意されるのか」というところですね。

 

現行の快速急行が全て準特急になると考えれば高速神戸や新開地においても運行されると考えるべきですが、これを果たして神戸高速線の放送としてきちんと対応させてくるかが問題となりそうですね。

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ちなみに10月12日現在、阪神アプリ内の「使い方をしらべる」→「列車走行位置をみる」で載っている列車アイコンの凡例ではまだ準特急のマークは用意されていないので、近々アップデートか何かで追加されるだろうと思います。

 

頼むから「この改正で駅放送もマルっとVoicetext(合成音声)に変えるね☆」みたいな結末だけはまだ早いのでやめてくださいお願いします(願望)。

 

山陽電車

S特急の増発

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山陽電車は前回のダイヤ改正で夕方ラッシュ時間帯にも上りS特急を1本追加しましたが、今回の改正ではさらに3本増発され、夕方の運行は計4本となります。

 

個人的な注目ポイントは、まさかのS特急新開地行きの追加です。(増発便2本目)

 

S特急新開地行きはなんと1998年のダイヤ改正以来となります。

阪神なんば線開業後はおろか、Z世代が生まれる前に存在した設定の復活なのでかなり期待が高まりそうです。

 

ただし平日限定なので、取材時間がかなり限定されるのが惜しいところですね。

 

近鉄奈良線

  1. あをによしの増発
  2. 大和西大寺始発のひのとり追加
  3. 快速急行と所要時間短縮(詳細は阪神電車の項参照)
  4. 最終の発車時刻繰上げ(同じく阪神電車の項参照)

 

近鉄奈良線も当然ダイヤ改正の影響を受けますが、情報が少ないので現時点では簡易的な紹介とさせていただきます。

 

これで目立った新設定が追加されていたら嬉しいところですけどね。今後の追加情報に期待です。(特に阪神なんば線直通関連)

 

まとめ/今後の収録活動について

以上が阪神電車ダイヤ改正で判明した情報となります。

 

今回新しく追加される設定は「普通 御影行き」「直通特急 御影行き」「S特急 新開地行き」の3本ですが、特に「普通 御影行き」は1番狙っていた設定のため、改正当日に真っ先に収録に臨みたい考えです。

 

しかし、先述の通り神戸高速線と阪神本線内で「御影行き」の案内が異なるので、その仕様上男女両方収録も考えると2日以上かけての収録は確定事項となります。

 

今現在の私の生活環境では「2日連続かけて収録して即日動画投稿!」は間違いなく不可能なので、特に聴かせたいネタは収録出来次第、short動画で先行公開するという形を取りたいと思います。

 

「鉄は熱いうちに打て」とは言いますが、今後は無理せず出来る範囲で改正後の新ネタを製作したいと思いますので、1本の動画としてまとまるのは早くて年末になります。私としても早く収録したい気持ちでいっぱいなので、改正後の時刻表公開も含めて皆様も首を長くしてお待ちいただければと思います。

 

ということで、収録予定の抱負は以上です。

閲覧ありがとうございました。

Osaka Metroクリエイトのもののリメイクが神すぎる件

ずっと大切にしてきたものはいずれ傷んでしまうけれど…


壊れて使えなくなったり、古くて使わなくなったものを別のものに生まれ変わらせれば…


ずっと一緒にいられる。


そんな夢を創る素敵な場所が、再びものを大切にする心と魂を動かす。

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ということで、本日はOsaka Metroクリエイトについてその取り組みの素晴らしさと、購入したもののレビューをしていきます。

Osaka Metroクリエイトの概要


www.youtube.com

まず、Osaka Metroクリエイトについて説明すると、使わなくなった車両の部品をものづくりの事業者同士が集って新しいものに生まれ変わらせるという企画であり、廃車再生プロジェクトとも呼ばれています。

 

今まで車両の引退後は資源として再利用したり、部品をそのまま売るといった形をとっていましたが、それでもやっぱり「さよならなんて絶対に嫌!」という方や「電車の部品だけ集めるのはちょっと…」という方にとってはもどかしい状態となっていました。

 

そう言った方々にも電車の中にあるみんなの思い出をいつでも共有できるようにという思いから、このプロジェクトが始まったのです。


今回購入したのは廃車再生プロジェクト第2弾の商品である「turetette」で、電車の幌や吊り革が一つの鞄として生まれ変わったリメイク品となります。


恥ずかしながら、第1弾が開始した時点でこのプロジェクトのことを知らなかったのですが、途中で知ってからは2022年の中で最も素晴らしい取り組みと評価すると同時に第2弾が開始したらすぐに買おうと決意し、始まってすぐ当日に購入手続きするくらいには心が駆り立てられました。

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実際に鞄を使ってみたところ、私の想像してた2倍くらいは余裕で収納できます。


いつも持ち歩いているiPadスマホ、収録用道具と言った最低限持っていくものも入れられるため、これからは私の愛用の品として使っていきたいと思います。


そして、鞄と一緒に入っていたのが、こちらのクリアファイルとささやかなOsaka Metroからのメッセージ。

 

その内容をざっくり話すと「Osaka Metroクリエイトを使ってくれてありがとう。」という感謝の言葉と廃車となった御堂筋線10(A)系と廃車再生プロジェクトに対する思いが込められていました。

 

このメッセージを見た瞬間鳥肌が立ちました。まさしくOsaka Metroが今やっていることは、今までみんなが大切な思い出を乗せてきた車両を別のものに生まれ変わらせるリメイクであると。

 

ここまで語ってきて、Twitterを始めて3年間くらいまでの私のことを知っている人は何故、私がOsaka Metroクリエイトのことをここまで高く評価しているのかおそらくお分かりいただけているかと思います。

 

私の好きなアニメである「かみさまみならい ヒミツのここたま」も、ものを大切にすることで生まれる心を育み、日常にあるものから新しいものを作るところと完全に共通しているからです。

 

これはこじつけとかではなく本当の話です。それを今から説明します。

Osaka Metroクリエイトとここたまが掲げる想い

今回、turetetteを購入を購入したことで送られてきたメッセージやOsaka Metro公式動画で語られている内容はここたまの劇中でも共通して語られており、まず、Osaka Metroでは、10系の活躍の深さと、車両を使用したことで生まれた思い出や親しみについて語られています。

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そしてここたまは「ものを大切にしていると生まれる」という設定で、24話(ひきだしのなか)で、「どうしてものを大切にするのか」について焦点が当てられ、その答えがまさに「色んな思い出があるから」なんですよね。

 

それを前提に今回のOsaka Metroクリエイトの本筋と繋げていきますが、廃車再生プロジェクトはその名の通り、今までOsaka  Metro(旧大阪市営地下鉄時代から)で活躍し、古くなって使えなくなったり車両を新しく商品として再生するという取り組みです。

 

ここたまでもメトロの10系同様に「使えなくなってしまったもの」についてスポットが当てられた話があり、それが102話の「クルンとすてきなワンピース」です。

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当時の自分は、大阪環状線103系の引退とも重なって、使えなくなってしまったものは潔くさよならしないといけないし、悔やんでばかりいても仕方ないというメッセージの方を強く見ていましたが、それだけでなく、1番大事なのはその後の話です。

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この直後に、ここたまハウスは「家のもので出来ている」ことが語られていて、それも全部私たちが身の回りにあるものから作られています。(画像は102話に登場するハウスとは違いますが、どちらも「使えなくなったものが生まれ変わってできた」という点は共通です)

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今回購入したturetetteは先程も説明した通り、貫通幌や吊り革といった車両の中にある身近にあるものからできており、これこそまさに「ものを大切にするための活動」と言って然るべきでしょう。

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そこから、着れなくなったワンピースをリメイクするという発想に辿り着き、こうして作られたのが、「いつも一緒にいられるもの」としてポーチに生まれ変わることになります。

 

この流れこそがまさしくOsaka Metroクリエイトが掲げている「誰もが欲しくなるような日常的に使えて価値あるものを廃車から生み出したい」という想いと完全に一致しているのです。

 

こうして私はここたまを通じて「壊れて使えなくなったり、古くて使わなくなったものが別のものに生まれ変わる」ことの大切さをOsaka Metro公式が実際に行ったことで、改めて実感することができました。

 

私が最初にTwitterを始めたきっかけの一つがまさにこれであり、鉄道事業とここたまを結びつけ、ものを大切にしてほしいという想いから、展開終了までずっと両立して応援し続けていました。

この願いを叶えてくれたOsaka Metroに感謝すると同時に、私の想いが皆さんに伝わることを心から願っています。

 

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Osaka Metro クリエイトosakametro-shop.myshopify.com


今回紹介した商品はほんの一部でしたが、これ以外にも十人十色のクリエイターやものづくり事業がリメイクしたものが多数販売されています。

 

第1弾では即日完売した商品もあるので、欲しい方は早めに購入しましょう!

 

今後、これから引退する10A系の21~26編成や中央線20系でも廃車の部品を使った新たなリメイクが行われることを期待しています。

 

きっと、使い続けてきた車両も喜んでいると信じて、私もOsaka Metroクリエイトの活動を心から応援しています。

(C)BANDAI/TV TOKYO・ここたま製作委員会

三神路5周年記念企画 YouTubeチャンネルと動画の軌跡

私、三神路のYouTubeの最初の動画投稿から今日で5周年を迎えることとなりました。

この記事では、当時のチャンネル登録者数や動画投稿の移り変わりなどを振り返っていきます。


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最初に投稿した動画は、【阪神電車】レア/特殊な自動放送集ということで、当時はまだYouTubeの動画としてほとんど残っていない、もしくは消滅した設定を数多く収録した内容から特にネタとして濃い放送を選りすぐりしました。その結果、今の主要の音鉄の方々からのシェアも相まって最高の滑り出しを切ることが出来ました。

この頃はまだYouTubeのノウハウすら分かってない状態で、画質が粗い状態でかつ画像の縮小具合もままなりませんでした。

 

この辺りの問題は概ね1年以内に解消し、他の音鉄の方々よりも先にサムネイル付きの動画も制作するようになりました。

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2017年時点での私のYouTubeチャンネルがこれです。

3枚目は当時使っていた最初のYouTubeバナーでした。今改めて見るとかっこいいようなダサいような…って感じですね…()

 

2017年の年末でチャンネル登録者数100人達成しているという状況でした。

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www.youtube.com

そこから先は何度か話している通り、神戸高速線の動画が現状最高の記録を更新し続けており、2018年4月時点で200人前後、2018年11月時点でチャンネル登録者数400人前後でした。2018年はネタの収録量が尋常ではなかったので比較的登録者の伸びは良かったですが、そこからしばらくはスローペースで、ある程度認知されていても、とある要因もあって肝心の登録者数はなかなか増やせずにいました。一応増え続けてはいるので良かったというべきか…

 

そこから乗車位置案内、予告放送の実装で度重なる更新があり、再録した動画も出してはいますが、神戸高速線の動画に限っては旧作のまだ伸びが衰えてないのは正直驚きです。内容量的にはほぼ全てなので、作業用としてかなり優秀なのは間違いないですが…()

 

とある要因というのは、活動開始当時のハンドルネームとアイコンがヒントになってるかと思います。昔の私を知ってる方からすれば多分納得してくれるかと思いますが…

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そこからしばらくスクリーンショットでの記録を忘れ、チャンネル登録者数777人を記録したのは2020年6月24日でした。この頃はとある要因も徐々に影を潜めてしまい、チャンネルアイコンもいまの新開地駅の発車標再現のものに変わっています。正直言って今の方がしっくりくる方も多いことでしょう。何せ私自身が1番そう思ってます。

 

動画投稿開始から3年経過し、動画のクオリティやネタの充実度も向上しましたが相変わらずチャンネル登録者数のペースは変わらず、活動する上での悩みの一つとなってました。この頃はちょうど新型コロナウイルスの蔓延もあり、メインのダイヤ改正後は投稿ペースが落ちました。

 

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そして2020年終了前後でチャンネル登録者数900人前後といった状況でした。そこからいよいよコミュニティ機能解禁に向けて登録者数1000人を目指すことになります。

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ところが、コロナの再拡大により、またも投稿頻度が低下した結果、実際に1000人に到達したのは2021年9月2日でした。

 

正直、コロナに限らず、ダイヤ改正後は生活の変化に伴い投稿頻度が減少する傾向にありますが、2021年は特に顕著でした。

 

そして、この1ヶ月後にチャンネル登録者500人でもコミュニティが使えるようになったので、かなり肩透かしを食らった感が強かったです。そういうことはもっと早くに言っておけば…()

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以上が、ここまでのチャンネル登録者数の推移ですが、ここで今日時点での最新のチャンネルアナリティクスを見てみます。

3月26日に泉北高速線の発車メロディメドレーを投稿した結果、ここ3年以内でも最高の視聴回数、高評価の伸びを見せており、チャンネル登録者数も飛躍的に向上しています。

 

ただし、中百舌鳥の発車メロディは未収録であり、他にも高音質で収録したチャンネルとの競合も予想されるため、この伸びもあと1ヶ月ほどで収まることでしょう。


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また、JR和歌山駅や京都地下鉄東西線といったマイナーでコアなネタが労力の割に軒並み視聴回数の伸びが深刻な状況のため、今後はしばらくメジャーで利用者も多いネタを中心に出すことになると思います。

(本音を言うと大増発した箕島行きとか出したかったけど、出したところで見てくれなかったら意味ないので仕方ないですね)


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Osaka Metro御堂筋線の駅放送もまだ未更新なため、特に力を入れて制作した「御堂筋線 駅放送集DX」も、もうしばらくは穏やかな形で評価されていくことになるでしょう。

谷町線があの低クオリティ合成音声だったので、聞けなくなってからが本番のつもりで見守っていきたいと思います。


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あと、サムネイルの完成度が高い今津臨時停車も個人的にはかなり思い入れがあり、このまま動画チャンネルの冒頭のオススメとなりました。やはりネタの大きい動画は結果として大きく表れてますね。


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谷町線のクオリティ低すぎる合成音声を貶し旧放送を上げていくスタイルの動画も視聴者にとってはかなり好評でした。short動画然り、新規層を上手く取り入れる動画も一定数成果として出せているとこともあり、これからは以上の基準を参考に動画を制作したいと思います。

 

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そんなわけで、YouTubeチャンネルを振り返りましたが、これからの話をすると、今年からは特に生活の変化が厳しいため、収録及び動画制作時間が大きく減少することになると思います。また、平日限定のネタの収録が困難な状況のため、ネタを全編収録した放送集はかなり間隔を空けることになるかと思います。以前のような「即日収録即日投稿」のムーブはかなり難しくなると思ってください。

 

比較的簡単で、ネタも濃く、更新後が気になっているであろう内容から順に投稿していきますので、これからも応援をよろしくお願いします。

三神路5周年記念企画 〜始まりの阪神電車〜

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今日、3月1日に三神路がTwitterアカウントを作ってついに5周年を迎えることになりました。

 

2017年から2022年まで、活動し続けることができたのも皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 

この記事では、私の音鉄としての起源であり、故郷とも言える阪神電車の放送についてこれまで収録してきた放送の軌跡を振り返っていきます。


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私が今の音質で阪神電車の放送を収録したのは、2015年8月の甲子園駅(On your side)の収録が最初でした。

この当時から結構ネタに拘ることを意識しており、区間特急区間急行と言った朝数本しかない設定から手をつけていこう…という考えが先行していました。

 

この時はまだ阪神電車の収録にのめり込むきっかけとなったとあるアニメも放送しておらず、単にメロディと同時に放送を収録していこう…程度にしか考えておらず、まだ予告放送の流れるタイミングやらの研究は一切していませんでした。

 

そのアニメが放送してから今の阪神電車の放送(とメロディ)に大きな魅力を感じるようになり、その翌年にダイヤ改正がされることもあり、消滅が決定していた直通特急御影行き、元町行きといった最終近辺の放送の収録を行うようになりました。これが最初の最終案内収録でしたが、この時はまだ「○○行き電車の運転は終了しました」程度の案内しか実装されていませんでした。

 

それから、須磨浦公園臨時停車の収録に加え、走行位置案内放送もこの頃に見つけてましたが、公開するきっかけが見つからぬまま2017年、私の音鉄としての活動が始まりました。

 

この頃は、山陽姫路行きやら近鉄奈良行きといった駅名が正式名称での案内が開始された頃で、頭の回転とある程度の行動力を持っていた当時は大阪難波行きやら区間特急(2016年改正で尼崎に停車)などの表示をyoshi氏に提供しまくった他、フォローしていた音鉄のツイートを基に、公開されていない放送の収録に徹していました。


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そして4月6日に満を辞して公開したのが、「【阪神電車】レア/特殊な自動放送集」で、聞かせたかった内容の放送をこれでもかと詰め込んだ自信作を出した結果、音鉄の巨塔とも言える方の反応もあり、一気に再生数が伸びました。

 

とはいえ、この時は初の投稿だったこともあり画質が粗々だったのが少し残念でした。

 

こうしてYouTubeでの活動を通じて阪神電車の放送を開拓する日々が始まりましたが、私が出すネタはこの当時からネタに全振りしており、西九条駅のミニ自動放送集は当時まだ数が少なかった「ご乗車の際には 電車とホームの間が空いておりますので 足元にご注意ください」を前面に出して投稿していました。今は当たり前にあるのと同時に、御影駅が起源であることを知ってからは結構な見落としっぷりでしたが再生数も伸びたので結果オーライと言ったところです。

 

あとは土休日限定だった快速急行大和西大寺切り離しやら尼崎の連結、天理行き化けなどを投稿したのもこの段階で、この時点から私自身のスペシャリテが確立していた感じがします。


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そこから走行位置案内放送も本格的に収録を開始し、青木、大石といったほぼ未開拓だった大地に注目し始めるようになったほか、「通過しました」やらの亜種も発見し相当ありえないレベルの忘れ去られた案内の景色を次々に見つけていきました。

 

もちろん、臨時系以外の収録も欠かさず行い、2018年2月には神戸高速東西線の放送をほぼ完全収録した動画を投稿し、現在でも1番再生数の多い動画として存在感を見せつけました。


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そこから【阪神電車】レア/特殊な自動放送集の第二弾を投稿に次ぎ、阪神アプリの配信が開始されてからはさらに深い阪神電車のシステムの開拓を進めました。

 

阪神アプリの配信で1番でかかったのは、やはりリアルタイムで今出ている案内が分かるという点と、「電車通過後に発車します」(尼崎センタープール前)などの未公開だった放送が目に見えて確認できたことなどが大きいです。


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2018年は災害が多かったこともあって、知らない仕様の発見が相次ぎ、ますます自身の方向性が強固になったように感じました。

 

新開地行き直通特急山陽須磨行き直通特急はその中でも最大の収穫と言っていいでしょう。

ここから珍行先への関心が今まで以上高まったと言っていいですね。


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その翌年はメロディ追加によりますます阪神電車の放送のバリエーションが増えたほか、桜川行きというまさに運命のような行先との出逢いを果たし、秋には台風接近による行先を収録すると言った動きをしました。

また、甲子園駅のメロディ収録もこのタイミングで一区切りにしようと考えていたこともあって、夏の甲子園の休養日に終電関係の放送を一通り揃えました。


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10月1日の駅名変更に加え、2020年は甲子園大会がなく、ダイヤ改正もあったので結果的にはいい方向に働いたと思います。

 

そんな感じで、ダイヤ改正で追加された設定も満遍なく収録したほか、英語放送追加では思った以上に反響がよく、秋に起きた今津臨時停車が結果的には1番結果を残したのではないかと思います。


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今津臨時停車と普通新開地行きの延長運転はTwitterでも想像以上の反応をいただき、サムネもYouTube的にかなり凝った構成にしたら、そもそもの原因である阪急夙川行きを大きく引き離す結果となり非常に驚きました。

 

やはり話題性とサムネの完成度の高さは重要視すべきだと改めて考えました。


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大石駅の発車メロディを発見したのもこのタイミングです。

山陽乗り入れの名残で残されてはいたものの、誰も事実に気づいていなかったということで、まさにこれほどまでに灯台下暗し以外に思いつく単語はないですね。


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そして2021年はそこまで収穫がないと思いきや、初っ端から今まで収録が叶わなかった西九条行きの動画をようやく投稿できたほか、桜川行きの小表示を記録するという快挙を達成。

 

そして4月に突如発表された緊急事態宣言発令による運用変更で東二見行き直通特急高砂行きS特急の復活、そして尼崎始発の大阪難波行き普通が爆誕するという異例の事態に。


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東二見行き直通特急は今までも遅延で収録してたので度外視してましたが、神戸三宮始発で高砂行きが登場したのは2006年以来ということで早速収録を決行。そこでさらに偶然起きた青木駅の人身事故で高速神戸行き直通特急を録るという意味分からない事態に発展し、やはり阪神電車の収録はこれがあるから面白いと改めて感じた瞬間でした。

 

そしてこのまま阪神線内の大阪難波行き普通は定期化されてしまいました。2018年、19年だと考えられない話です。


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そして、神戸高速線の発車標が置き換わった途端に発生した2度目の臨時特急収録は圧巻の一言でした。

旧発車標とセットで見る臨時特急というこの偶然も、2度と起きることはないでしょう。


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そして、夏の甲子園では、本来の開催日に台風が接近し、歴史上2度目の開幕日とメロディ使用日がずれる事態が発生。

そのため、東須磨行き直通特急、尼崎行き特急といった定期設定にない行先と限定メロディが共演するという初の光景を記録することができました。

 

こうして2021年も充実した形で阪神電車の収録を堪能しまくりました。

 

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そして、このままの流れで2022年に私の活動5周年を迎え、改めて振り返ると、私がいなければ阪神電車の放送の開拓は確実にここまで進んでいなかったと自信を持って言えます。

 

今は平日の朝1本限定の大石駅発車メロディも、結局取り扱ってる動画は私以外現れてませんし、走行位置案内放送の仕様も中途半端にしか見つけられず、情報共有がかなり最低限の範囲でしかなかったと考えられます。

 

ここまで収録の幅を拡大し活動できたのは皆様のおかげです。改めてお礼申し上げます。

 

今年以降も、まだ見ぬ景色を見るために更なる放送収録の発展を遂げ成長していくことを目標に収録を続けていきますので応援よろしくお願いします。

作り手の魂、心、そして愛を込める意味(Osaka Metroの合成音声を聞いて)

 

ameri-sanshinji.hatenablog.com

私は以前、谷町線の合成音声の問題点について細かく説明しましたが、あれから2ヶ月ほどが経ち、なんとニュートラムの放送にも同じ合成音声が採用されることになってしまいました。

osaka-subway.com

理由も「緊急事態に対応させるため」であると公式から回答が聞けて、多少はマシになったかと思いきや、放送同士の間は改善されているとは言い難く、結果的に御堂筋線の放送に対する不安がさらに加速する事態となっています。

 

ここからする話は、今までも何度か話してることですが、私は決して「合成音声そのものが嫌いだから」今のOsaka metroの更新が気に食わないわけではありません。

 

合成音声自体は、阪神電車名城線山陽電鉄でも駅放送として採用しており、そちらは個人的にも高めに評価しています。

 

では何故、私がOsaka metroの合成音声を否定しているのかをより具体的に話していきます。

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谷町線の合成音声の問題点を含めて、嫌いな理由を簡単に言うと

 

「使う人の気持ちになって考えられていないから」

「作り手の愛がないから」

 

この2つです。

 

根本的に、谷町線の合成音声は早口でイントネーションが合っておらず、ある意味芸術的とも言えますが、いくら芸術的であろうと、利用者に何が言いたいのかしっかり伝えようとしなければ完全に伝えることはできません。

これは、利用者を目的地へ案内することを目的としている放送としては絶対に避けるべきことです。

 

Osaka metroは1番大事とも言える案内の分かりやすさに手を抜いた結果、この批判の嵐が起きまくったといっても過言ではないでしょう。


www.youtube.com

どうすれば案内が分かりやすくできるかは、やたてつさんの動画で丁寧に解説されており、発音の調教、適度な文節の間を改善するだけで合成音声でもかなり聞き取りやすくできることが証明されています。

 

ただし、その動画が投稿され、谷町線での放送を聞いた利用者の意見を聞いた後に更新されたニュートラムの放送のクオリティの低さが相変わらずですからね。これははっきりと「使い手の気持ちになって考えられていない」と断言すべきでしょう。

 

芸術性の高さと使いやすさ、分かりやすさは明確に区別すべきです。いくら雑な発音が面白くても分かりにくければ何の意味もありません。特に「駅放送」といった利用客に伝えるべきものは理解しやすければしやすいほどその愛は理解され、価値が高まるものです。

 

そもそも他の案内板を介さなければ完全な理解できない、といった説明に説明を加えなければならない状況が作られるのは放送としては100%欠陥と言って然るべきでしょう。

 

それに比べて、梅野/有田ペアの旧放送は、文節の間、イントネーションのどれもが違和感なく、聞き取りやすい放送であることが分かります。

 

合成音声じゃないんだから当たり前じゃんと思っている人もいるかもしれませんが、これは声優自身の心と魂が込められているからこその結果なんです。

 

裏では何度も放送を作る上で発音を噛んだりしているかもしれませんし、そういう失敗の積み重ねがあったからこそ、完成した放送の愛が反映され、利用者はそれを高く評価するのです。

 

207hd.com

これは何も放送だけに限った話ではありません。車両を作る上でも設計や整備などに失敗と成功を重ね、試行錯誤の末に高い完成度を誇る「名車」が生まれていくわけです。

 

鉄道プレスのこの記事でも、それが一つ一つ丁寧に説明されています。

 

だからこそ、職人として当たり前であり、最も必要なことは「使う人の気持ちになって考えること」になるんですよね。

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そして、「作り手の愛」についても深く語っていきますが、ものは常に心を込めて作るべきです。

 

旧放送の梅野真由美さんや有田洋之さんの肉声と違って、合成音声そのものに心は込もっていません。当然、中身はただの機械に過ぎないのですから。

 

つまり、合成音声で作る案内を分かりやすく工夫し高く評価されるためには、作り手の魂を入れることが最も重要になってくるのです。

 

心を込められて作られなければ、作り手の魂は入らない。

作り手の魂が入らなければ、誰からも愛されない。

誰からも愛されなければ長く使ってもらえない。

 

長く使ってもらえなければ、それは合成音声の良さそのものを完全否定するのと同義です。

 

合成音声は、声の著しい劣化が起きず、長く使えるからという経済的にはかなり合理的なことから、先述の阪神電車名城線山陽電鉄のように採用されている鉄道会社は増加傾向にあります。

 

合成放送はまだまだ未完成な部分が多く、多少は不自然な発音になってしまうことは仕方ないことです。だからこそ、合成音声は作り手の繊細な技術が高く要求されるわけです。

 

ただ作って完成でいいってわけではありません。それを聞くことになる相手のことをきちんと意識して作らなければ、高く評価されることは決してありません。酷いイントネーションだと、発音が酷すぎると、やる気あるのかと非難されるわけです。

 

それは合成音声でも肉声でも共通して当てはまることです。使う相手の気持ちを大切にする心、魂、愛があれば、自然と分かりやすく、誰からも受け入れられる放送になるのです。

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以上が、谷町線などの合成音声に関する意見と、ものを作る上で大事だと考えている私自身の持論です。

 

今日まで合成音声を自然に聞き取りやすくするための解説動画や谷町線の合成音声に対する様々な意見を多く拝見し、参考にさせていただきましたが、最終的に言えることは結局、作る人がどう利用者に向き合っているかに尽きるんです。

 

失敗は誰にでもあります。大事なのは、その失敗に向き合い、使い手の心に寄り添うことです。

 

改めて、Osaka Metroさんは、利用者の声を聞き、ものを作る上で大事な作り手の心と魂を注ぎ放送を再構成していくべきではないでしょうか。

 

御堂筋線では、きちんと利用者の意見が反映された我々の理想の放送になっていることを心から願っています。